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時生 新装版 (講談社文庫)
- 東野圭吾
- 講談社 / 2021年11月16日発売
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東野圭吾さん作品にしては語り口がかなり軽い印象で、言われなければ氏の作品と思わないかもしれない。
かなり大きめの仕掛けをしている割に物語も軽い。
思ってたのと違う…という読後感だった。
2023年1月6日
写真家の岡田敦さんのサイトと、ユルリ島についての写真や情報も是非見て欲しい。
という僕も、北海道に住んでいるのに全く知らなかったんだけど。
2022年12月27日
2022年12月14日
2022年12月4日
好きです。恒川さんの小説。
小説版の手塚治虫のようなお話。壮大で、自由。
輪廻転生の世界観やパラレルワールドに興味津々の自分にとっては、面白すぎて先に読み進むのが勿体無く思えたほど。
地球の起源はともかく、宇宙の起源についてはハテナばかりで、絶対どこかで神様的な存在が僕らを見てるような気がして仕方がないので、とても勝手ながらその発想に親近感を抱いてしまった。
特に第一章の『箱の中の王国』はそれだけで星5つが確定するくらい白眉。泣いた。
2022年12月31日
2022年11月7日
ごった煮エンターテイメント!といった趣の、いい意味で薬丸さんの印象を裏切ってくれる作品。
ハードボイルド風のプロローグが続くかと思いきや、まさかの池井戸潤さん的展開へ…。
後編が楽しみ。
ところで、登場人物の名前もまあ、ごった煮感が半端ない。
どこかで聞いたような名前が続々。
ムロイさんは踊る…のあの人しか思い浮かばないし、極め付けは松ちゃんに小杉て…笑
2022年10月11日
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愚かな薔薇 (文芸書)
- 恩田陸
- 徳間書店 / 2021年12月23日発売
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2022年3月8日
匂わせが過ぎる。
何冊か推理サスペンス系の小説を読んだ事があれば、中盤あたりで結末が読めてしまうだろう。
何しにろ、タイトルまで匂わせている。
一体誰が不審者なのか…。それさえぴんとくれば、あとはもうそのままのラストが待っている。
2021年10月29日
期待して見たのにガッカリした『世にも奇妙な物語』って感じ。
桐野さんの作品としてはとても絶賛はできない内容。
訴えたい事はすごくわかる。今だからこそ書くべき本だったのかもしれない。
だけど主人公はもちろん、他の登場人物の描き方が浅すぎ。肝心のストーリーも最初と最後以外はほぼ同じような流れが繰り返される。
終わり方も個人的には好きじゃない。
桐野さんならもっといい作品書けるはず‼︎
2020年11月2日
うん、全然面白くなかった!!
重要な登場人物の正体はすぐに想像できるし、犯罪や行動の主たる原因を幼少期のひどい体験に結び付けていく描き方は好きになれないし。
それからペット愛好家にとっては非常に不快な表現が何度も出てくる。
こりゃ星1だな、と思ってふと気づいた。この不快な表現自体がまさに道徳的観点というものに向けられた作者の意図なのかも。
それで少しだけぞっとしたので星プラス1。
2020年2月21日
「人生はクローズアップで見れば悲劇だがロングショットで見れば喜劇だ」
byチャールズ・チャップリン
2019年8月20日
新進気鋭の作家がこれを書いたなら星3つ、あるいは4つまであるかもしれない。
だけど、長い作家歴で、直木賞まで取った作者が満を持して原点回帰した(という触れ込みの)作品と思うとさびしいかな…。
2019年8月7日
小説をエンタメと考えるなら星4つでも全然OKってくらい面白かった!長いけど一気読み!
女性から見たら多分どうしようもないクソオヤジの話なんだけど、自分に置き換えてみるとまあ色々充分有り得る話ですハイ…って感じで。
で結局何が言いたい話なの?と言われると答えに窮する感じがしたのでとりあえず星3つ。
2019年7月26日
発想はとても面白い。まあエターナルサンシャイン的だけど。
だけど最後の方は説明くさいしごちゃごちゃして危うく途中で読むのを投げ出しそうに。
新人の作者の意欲を買って星3つ。
2019年7月22日
この本を「今」出すという意味がね…。
コンプラだなんだと批判だらけでつまらなくなってしまった現代へのメッセージと考えるのはうがった見かたかもしれないけど、たけしさんらしい愛情に溢れた良作でした。
2019年7月7日
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オーデュボンの祈り (新潮ミステリー倶楽部)
- 伊坂幸太郎
- 新潮社 / -
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面白さと優しさと怖さと。伊坂氏の作品の醍醐味が全て詰まった傑作。かかしの島に足りなかったものは・・・かなり泣けます。
塩田氏の作品初読。
面白いです。池井戸氏を彷彿とさせる企業エンタメ作品。
いろんな方の感想にもあったけど、エピローグは要らないかな…。だけどエピローグこそが「騙し絵の牙」なんだけど。
次に読む作品への期待をこめて☆3つ。
書誌などでも評価が高いので読んだが、正直自分には評価2でも多いくらいだった。
どこかで聞いたような内容をしつこい程の言葉の羅列で繰り返していく小説。
主人公が加害者になるか被害者になるか…。ここまで書き込まないと想像できない世界だと思わないし、時折出てくる断定的な物言いにも辟易。
ナイフの件はミスリードすれすれだし…。
2017年3月8日
相変わらずとても読みやすくほぼ一日で読破。
読みやすく、わかりやすく、そして悪く言えばいたって普通なミステリー。
主人公が振り返る学生時代の話とか、全体を覆う暗い雰囲気が道尾秀介氏の初期作品にそっくりだと思ったのは僕だけだろうか…。
どんでん返しはかなり初期の段階で見えてしまいました…。
以前この本を読んで星を3つ付けたことは覚えている、覚えているというか上巻は星3つで後半は確か星2つにした事を覚えている。
それなのにどうして今、初版から7年も経った今、2021年になって積読しようと思ったのか、その理由について語る前にこの本が映画化されたという事実を語らないわけにはいかないだろう。
こう書けば、僕がこの本を積読しようと思った理由は明らかに思えるが、それならまず先に僕の好きな俳優の藤原竜也が出演するとわかった昨年の段階で、以前購入した靴の箱の中に閉まってあったこの本をどうして取り出さなかったのか、そもそもどうして僕が本棚を買わずに靴の箱に本を入れているのか、その説明をする必要がある。
それに、もしかするとそもそも理由は映画化などではなく、僕の親友がこの本を読んで星を5つ付けていた事を思い出したからかもしれないし、思い出したのはその友人と先日鳩に付いて話したからなのかもしれない。
だが、もちろん僕は親友と鳩の話なんかはしないし、話をしたとしても恐らくこの本の主人公の職業についてだと思う。
まあ理由は実際のところどちらでもいいのだが、積読後の感想は以前と同じでは無かった。
青天の霹靂である。
MKO めちゃめちゃかなり面白かった。いや、まさかこんなに面白いとは!か。どちらでもいいが。
2022年9月24日