祖父と暮らす孤独な少年は人魚に出会って手紙を書く。嵐は沢山の命を奪っていくけれど少年には人魚の鍵が有った。少年の孤独は親交を深めた祖父を喪失することで深まる。両親も居ない。屋根裏に彫られたアンナの名前と祖父の遺した写真。人は簡単に死んでしまうけれど死んだらどうなるのだろう。少年の出会った人魚の正体は分からない。でも不思議な存在が一人の子供の心を守ったのだと思うと居てほしいと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2024年5月25日
- 読了日 : 2024年5月25日
- 本棚登録日 : 2024年5月25日
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