所謂ゴーン事件の背景を知ることもできるが、著者の考えるゴーン改革の意義やその光と影を事件そのものとゴーン本人を俯瞰して説明している。暴露本的な要素はないが、自動車産業の世界観や倫理観について触れることができ、日本語訳しても定義が曖昧な「empathy」という言葉を言語化し、ゴーン後の日産社長という複雑なバックグラウンドを持つ著者の考える「ダイバーシティ」の説明が興味深い。
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- 感想投稿日 : 2024年11月16日
- 読了日 : 2024年11月16日
- 本棚登録日 : 2024年6月30日
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