敗者のゲーム〈原著第6版〉

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本棚登録 : 37
レビュー : 4
制作 : 鹿毛雄二 
hosomichiさん 投資   読み終わった 

インデックス投資家の「バイブル」といわれている本書。 やはりインデックス投資家によく読まれているマルキールの『 ウォール街のランダム・ウォーカー 』と比較すると、理論面およびデータや出典の扱いなどでやや雑な部分はありますが、全般的に投資の姿勢や行動規範に関する記述が大半を占めるので、そういう意味でもバイブルあるいは福音書といったところでしょうか。マルキール読んだのは20年くらい前なので、詳細についての記憶が不確かですが。ただ、思っていたよりインデックス推しの部分が控えめであり、資産運用にあたって最初に目的とリスク許容度を明確にし、ポートフォリオを決めた後はブレることなく愚直に計画通り進めることの重要性を強調しています。他にも個人的には、100-年齢だけEquityなどのリスク資産になどと一般的に言われるけれど、信託や寄付をも視野に入れ世代を越えたもっと長期的な視点で考えるべき点(もっと積極的に寄付や慈善を検討しよう)、また運用と意思決定との立場を峻別し運用機関任せにしないこと(勤務先で年金委員となっていて実際には大手コンサルを活用しているが、社内は私以外に発言者がいないのでチェックポイントとして参考になった)、などこれまであまり意識していなかった点について指摘がとても示唆深く、色々と考える機会になりました。インデックス投資だけでなく長期投資を志向している個人投資家や企業年金の運用を管理する立場の方には参考になる所は多いと思います。

レビュー投稿日
2019年3月22日
読了日
2019年3月22日
本棚登録日
2019年3月14日
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