新選組血風録 新装版 (角川文庫)

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本棚登録 : 4404
レビュー : 473
著者 :
制作 : 蓬田 やすひろ 
放浪金魚さん 日本文学   読み終わった 

近藤勇、土方歳三、沖田総司、斎藤一などの新選組隊士たちの生き様を描いた15編の連作短編。実在した人物と、司馬遼太郎が描いた架空の人物とが絶妙に織り交ぜながら展開する本作。
もっと早く手を伸ばせば良かった…!と後悔するほど面白かったです。

幕末という戦乱の時代を無骨に、不器用なほどまっすぐに生きた男たち。信念を貫くために、各々の役割を実直に果たそうとする男たちの姿が映像とともに生き生きと蘇ります。人間味がある個性豊かな面々に、「もっと知りたい」と思える隊士と出会えるはずです。
どれも甲乙付けがたいくらい好きな作品ばかりですが、新撰組初期の筆頭局長の死を描いた『芹沢鴨の暗殺』、男色を巡った隊内の騒動を描いた『前髪の惣三郎』、所帯を持ったことで士気を失った武士を描いた『胡沙笛を吹く武士』、切なく淡い恋心を描いた『沖田総司の恋』が特に印象的でした。

司馬遼太郎から歴女になった人多いんだろうなぁ…分かる…。読めば読むほど歴史が、人物が好きになれます。血が通った本とはこうゆう本を指すのだと思います。繰り返し読みたい大切な一冊。

レビュー投稿日
2015年12月4日
読了日
2015年12月3日
本棚登録日
2015年8月18日
4
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