巨食症の明けない夜明け (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (1991年1月18日発売)
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本棚登録 : 138
感想 : 16
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一番最初のぬるま湯のくだりはかなり気に入りました。身体のなかにすっと入るものがあって、なかなか良い。
中間の、巨食症を説明しているあたりもわりとよく研究されているし、とくに精神科医とのやり取りを客観的でありつつも主観的に表すこの方法に、なるほど、と感心。
ただ、最後が少し雑かなと感じる点が多々あり。
これは女性の感覚を描いているけれど、でもできれば女性でなくて男性(とくに若い子)に勧めたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年4月11日
読了日 : 2011年4月11日
本棚登録日 : 2011年4月11日

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