ハックルベリー・フィンの冒けん

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本棚登録 : 184
レビュー : 13
制作 : 柴田 元幸 
hpsさん 教養作品   読み終わった 

愛溢れる訳業です。
ハックの素朴な語り口がたまりません。善悪ってなんだろう。自己評価は低いがハックは教えられたとおり鵜呑みにするのではなく、自分の頭で考える。またアウトローなハックの視線は私たちからするとはっとするような示唆を富む。ハックは自分のため、それからジムのため、いかだで川下りの冒険をする。
クズな父に育てられたハックはクズの大人の対処法を心得ているが、ジムを勝手に売った彼らを捨てる、ここがこの物語の彼の転換点かと思います。
31章でハックが自分の利己的な悪に打ちのめされ、善にすがろうとするも、ジムのことを思い「地ごくに行こう」と決心するシーンはなかなか胸を打ちます。サウスパークのギャリソン先生的にはここらへんがゲイなのかしら。。。揶揄抜きに、ハックとジムの関係は独特の思いやりがあり温かです。
最後はトム・ソーヤーがでっぱって彼の力技で締めるのも面白かった。この訳で読めてよかった。

レビュー投稿日
2018年6月17日
読了日
2018年6月7日
本棚登録日
2018年6月7日
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