hpsさん 現代小説   読み終わった 

ちょっと不思議だったりする18人の作家による本の短編集。どれも本好きにはたまらない「本」や「書店」独特の雰囲気が描かれている。気持ちいい。
梨木香歩はちょっとそれとはずれた不思議系で、体の一部が最近ぶつけた衝撃により欠損していく人の話。
最後、書店で次のステージへ向かうため努力するように体から離れていくかけらたちが様々な本にすいこまれていく。
「新しい生に向かうのか死にゆくのか、この状態から別の状態へと「醒める」だけなのか。外側と内側の存在全てをかけた濃密さで、何かへの移動の準備が整ってゆく。」

白ヒゲの紳士とメッセージがネタ被りで、こういう短編は作家にとってはオリジナリティを問われる怖いものでもあるのだなと思いましたw
バックヤードが心に残った。
あとThe Book day 今日たまたまゴミ箱におかれていた本を拾ったので、そういう風に本が廻れればいいのにな、とちょっと感傷のようなものを感じた。作家さんの何人もが本に羽ばたいてほしいってのがわかって共感がわきました。
うん、本て云うのは感傷の世界かもしれない。

レビュー投稿日
2012年3月13日
読了日
2012年3月13日
本棚登録日
2012年3月13日
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