暗いが、そういう時代があったのだ、そういう人々がいたのだ、というのをかなり眼前につきつけてくれる映画。日本の農村とか貧しくて画にもならねえとか七人の侍みてておもうけど、アメリカにもそういう時代があったのねえ、と録ったことを感心する。見るのがつらいが、目を離せない。祖先?が開墾した土地を追われ、夢の土地カリフォルニアへ家族で向かう中、祖父祖母は死に、ついてみても仕事はなく牢獄のような国営キャンプ、間違いを主張するものは殺され…
貧しければ人は何でもする、みたいな使う側の残忍さ、される側も生きるためならやることがある、というメッセージがだいぶ骨太。
母ちゃんが母ちゃんだった。こんなかっけえ家族の絆の中心になれる人、尊敬する。

2021年10月21日

読書状況 観終わった [2021年10月21日]
カテゴリ 映画

ポンジュノ監督、エンターテインメントの練りこみ方が本当にすごい。ネタがえぐいから観るのに覚悟がいるが…映画を飽きさせない、という強い意志、本当にすごい。
ワンちゃん…

2021年10月19日

読書状況 観終わった [2021年10月19日]
カテゴリ 映画

母親が貸してきた。父が開高健が好きで、11か12歳の誕生日に彼のエッセイをプレゼントされたんだが意味がわからなかったな…その歳の娘に読ますものかよwそんな父も先日死んで、酒飲みながらもっと語りたかったねえと思うのでした。

2021年10月19日

読書状況 読み終わった [2021年10月19日]
カテゴリ

私は私小説的であるか否かに興味がないのだが、自分も父を亡くしたばかりなので、なぜ大江健三郎さんがこの小説を書いたかは分かった。これは弔いであり、彼なりの心の整理の仕方で、昇華したというだけである。もちろん美談的に偶像化されてもいるだろうけど、死者‬を褒め称えるのは礼儀でもありますし、大江健三郎から義兄への弔辞であったのでしょう。かつ故人に家族では反論したいスキャンダルがあったら否定したかったのかな。
田亀の冒頭のせいでSFかな!ってわくわくしたら違ったが、それなりに面白かった。頭が足りないので難しかったけど。

2021年10月10日

読書状況 読み終わった [2021年10月10日]
カテゴリ 現代小説

マリーがきっと冒頭で殺されて新しいヒロインが出てくるんだろうな…あれ?割とまた二人で逃げてくれる?と思ったところでマリーが退場、あーあって思ったら相方的なヒロインは登場せずそこは大変良かった。あと新しく真相究明するボスが女性でこれおばさんがバカにされる感じ?と思ったらそこはカウンタークロスしてくれてマジで好感でした。被害妄想がつよい‬(..◜ᴗ◝..)
しかし最後、最初の仕事をした少女に懺悔にいくの、かなりテメェ勝手で最悪でした。自己満足に、てめえの親の仇がいるって知らされた、その当人に、って少女の気持ち…

2021年10月9日

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読書状況 観終わった [2021年10月9日]
カテゴリ 映画

面白かった。これは邦題、ちょっともったいないかも。直訳でも魅力が伝わらないから難しいが、B級映画ではないと思った。一人だけこういう仕事をされている方を知っている。長い間職業不詳であったが、本当に何年もお付き合いする中で明かして下さり、とにかくお忙しい方で、大変魅力的な人柄で、常に悩まれながら驕らず仕事に打ち込んでおり、尊敬する方だ。おそらく身辺もきれいにされていないといけないのだな、というのがすごく伝わる職業です。いやこれは精神が減る…
切ない顛末ではあるが、サンドラブロックって女優さんが好きだなあと思いました。相手のやり手Pのきもちわるさが、それも狙ってセクハラ発言しまくってんだろうなあってのが、それも込みで仕事ってのがかなりきっつい、と思った。それもポーカーフェイスで飲み込まなきゃいけないってのが、政治絡みだからか?なんでもありにしてるの、まじで政治絡みだからこそ大変ブラックな職業。こんなん病むわ

2021年10月7日

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読書状況 観終わった [2021年10月7日]
カテゴリ 映画

映像美。作画崩れ一切無し、妥協のないアニメ作りでした。すごかった。声優さんも豪華だが、画より前に立たない演技が、この映画に対する敬意を感じた。
また戦時中という設定の中で敵国に媚びない姿勢もなんとなく良かった。国内アニメ、まず国内で消費されてほしい。ただ龍を操ってる的な設定もやったが、これは原作読んでからの評価だが、原作読みたいとは思えないのが難点

2021年10月5日

読書状況 観終わった [2021年10月5日]

かっこいい煉獄さんを弔いたい人向けの映画だったのかな…なんども劇場に足を運んでいる人々が煉獄さんを称えていた意味を知りたくて観たが、期待値が高くなってしまっていたかも。あと鬼滅をきちんと履修しているわけでもないのもよくなかった…蚊帳の外感。いつもだいたい禰

2021年10月4日

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読書状況 観終わった [2021年10月4日]

伊坂幸太郎がこれを読んで作家になろうと決めたと知ってからずっと読みたかったもの。
青春小説。しかしあれだけ信じていたダリウスが結局のところただのゲイで最終的に主人公を口説いて終わると言うのが青春の終わり、と言う感を表していた。
友人2人に死なれたが、共感する人がどこにもいないのが切ない。

2021年9月30日

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読書状況 読み終わった [2021年9月30日]
カテゴリ 現代小説
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自分で選択することに喜びを覚える、何でもできるけど没頭できるもののなかった受身の主人公がすごいはなし。共感はできないし青春がまぶしすぎて共感はできないがそういう少し説教くさい漫画を楽しめる世代のためのアニメなのだろうから見る年代をまちがえました。
まあまあふつうにおもしろかったが自分が腐女子のせいで変に腐こびしてんじゃねえのかみたいな描写に懐疑的になりなんかはまれなかった、自分の感性が不器用で残念でした

2021年9月27日

読書状況 観終わった [2021年9月27日]

復員兵たちが平和な社会にうまく迎合できなかったり、家族や雇用者と溝があったりで苦しむ話。
戦争、軍という特殊なところで、トラウマにあったり酒を飲まなくてはやってられなくなったりしてまで国に尽くした人々に、周囲は無関心で無礼。
孤独になりたくなる彼らを慰めるのも、しかしまた家族であり元軍人たちの絆であり…
元軍人だった彼らの矜持を失わない姿勢がかっこいいです。しかし戦争とはとかく物悲しいものだなあ

2021年9月24日

読書状況 観終わった [2021年9月24日]
カテゴリ 映画

ロンドンでヨーコをボロカスに書き立てられて私生活にも常に人の目があったジョンはニューヨークのそんなことはない都会的なクールな空気、反戦活動で成果を上げたことで一気にニューヨークに惚れるもFBIは嫌がらせをして彼を国外追放しようとした。ニクソン再選の夜にヤケとなりヨーコを仲間の前で裏切る(他の女とやる)ことで一度別れることとなり、ロスでジョンはアル中となる。がニューヨークに戻りヨーコと復縁、ツアーに出る直前に…という軌跡をインタビューで辿っていく。

オノ・ヨーヨーが生理的に無理…ジョンの歌に入ってくるのだけはやめろと切実に思うイギリス人たちに共感する、たしかに名指しで醜いというのはだめだけれど、それでもジョンの歌に交わらないでくれ…と思う。最後の方の歌は聴けなくもなかったけれど、ほんと初期はひどさを自覚してないの?その意味でもジョンもヨーヨーと人格を共有していた共依存な関係がだいぶ悲劇でした。

2021年9月23日

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読書状況 観終わった [2021年9月23日]
カテゴリ 映画

バツイチの狩猟が趣味な令嬢が、銅山の息子と結婚する。記事を書くのにもぐりこんだ三流誌のライターは元夫(令嬢と幼馴染で長男と親友という設定だが、令嬢家のぶっ飛び方もすごいもんです。旦那様が踊り子と浮気している記事を出されないために演技する妻と娘たちは気が狂っているよう。

キャサリン・ヘプバーンをキャサリン・ヘプバーンたらしめた映画ということで、歴史的、という解説であった。確かに映像がどのシーンをきりとっても絵画になるのがすごいです。筋より映像美の映画だと思う。

2021年9月19日

読書状況 観終わった [2021年9月19日]
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三國連太郎が妻を亡くし一人暮らしをする岩手の田舎の父を演じる。上京した息子二人、長男は妻帯し堅実に暮らすが、次男はいつもふらふら。長男の嫁も上京してきた義父といるのは億劫だとわかっている三國連太郎。
 次男が一応就職し、恋したのは聾啞者だった。

聾唖だろうが、あたたかく接してくれる人の方がいいわね。だいたい岩手の方言なんて東京の人には聞こえないのと一緒だし、みたいな、アイロニーも感じました。

2021年9月19日

読書状況 観終わった [2021年9月19日]
カテゴリ 映画
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独裁政権、老衰、妄想、それに誰も否を唱えられない環境。最後の自殺なんて無責任にもほどがあるのに、
目の前では自分に心酔しきっている人々が命令通りに動かず殺していくしかできない老人のヒトラー像、説得力がある。

しょっぱなからヒムラーについて断じたり全前知識が必要な感があるが、それより日本人として、玉砕覚悟してるドイツの若い人々の描写に苦い似たものを思った。

2021年9月18日

読書状況 観終わった [2021年9月18日]
カテゴリ 映画

作家希望の脚本家、婚約者とパリに旅行に来たが行きたいところも友人も両親も意見が合わず、一人深夜過ぎの道で、黄金時代である憧れの著名人たちのいる1920年にタイムスリップできるようになり、そこで出逢った女性は1890年を憧れとしており、……
ようもてる主人公であまり肩入れできなかったし、なぜかレイチェル・マクアダムスってお硬そうに見えて遊んでる、尻軽女ばっかり演じてるよなあ。なんか苦手

2021年9月17日

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読書状況 観終わった [2021年9月17日]
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フランスから戦争で疎開したデンマークの漁村は、信者が減り老人しかいない先細りする新興宗教的(教祖を娘二人の父とする)の限界地域。そこで給料もいらないと20年女中として働くバベットが宝くじを当てた。姉妹は彼女が晩餐を用意したいという初めての望みに答えるが、見たこともないような悪魔的食材に驚くも……
デンマーク映画初めて見たかもしれない。ちょっと自虐的で、そういう国民性を描く映画、めちゃくちゃ好きだ。終わりよければすべてよしな人生になりたいわね。おそらく父に結婚を禁止され、貞操を貫いてきた姉妹にはそれぞれ父を裏切れる機会もあったが、それをしなかった。そんな彼女たちは10代と同じ生活をおそらく変わらずずっと続けている。まさに修道女である姉妹のところに避難してきたバベットは、居場所がないフランスから疎開してきた存在である。記憶に残る晩餐をひらき、そしてその晩餐を経験したすべての人を幸せにした。食事の力とは、信仰の力とは。バベットが姉妹に仕えて20年。その語らないストイックさが、愛情が、波のように響いてくる作品です。名作。

2021年9月15日

読書状況 観終わった [2021年9月15日]
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盲目となった退役軍人の世話をする感謝祭の週末短期バイトをすることになったチャーリー、校長の車にいたずらした犯人を告げればハーバードへ推薦を確約されているが、友達を裏切ることはできかねる。軍人は口が悪くシニカルで、おまけにNYに連れて行かれたと思ったら自殺するつもりでいる。家族から煙たがられるどころか憎まれもしている彼の扱いに困るチャーリーだが…
なんとか彼の自殺をとめたチャーリーには公開処刑が待っていたが、それを止めてくれたのも彼だった。
盲目の世界で生き続ける苦しみ。そこに現れた青年がピュアであれば、生きたくなる、なってほしい。
あらすじだけ見ればただの御涙頂戴?なり感動もの?だろう。もっと人生について、人物像もかなり作り込まれた青春映画だった。その軍人にとってもね。どんな出会いが、あるかわからんって少し希望が持ちたくなる。

2021年9月14日

読書状況 観終わった [2021年9月14日]
カテゴリ 映画

原作知らないけど、中学生のバカさが好きだと思う

2021年9月12日

読書状況 観終わった [2021年9月12日]

これは原書に惚れ込んでいないとできない訳業であるが、その愛を受け止めきれなかったのが残念な自分の感性が残念。
最初は固定点がある場所から視覚と聴覚、一部の触覚はありそうな語り手だが、途中から言ってることは否定の否定、混乱、混濁、取り留めない意識、喋り続けるためだけの言葉。
言語で読む能力がないことが本当に残念です。

2021年9月9日

読書状況 読み終わった [2021年9月9日]
カテゴリ 現代小説

麻薬移送犯罪に巻き込まれた盲人の女性をヘプバーンが演じる。
彼女の演技より、すべて美貌が凌駕してしまう皮肉について、私もフィルターがあると思う。年を経て、いろんな役を挑戦するヘプバーンの意欲を感じたが、どうしてもちょっとヒステリックな演技をするところ、蓮葉に見えてしまう。
彼女の手伝いにくる少女グロリアがいい仕事します。
映画上でも美貌である彼女に、魅力的な写真家の男性が、彼女が視力を失った後に助け知り合ったという設定はロマンチックですが、男は女を所詮見目で選ぶ皮肉を感じた。オードリーは設定上男の顔をこれっぽっちも知らないのにね。
といった障害者と健常人の差別を描く映画ではありませんし、また全盲となった人が鍛えられる聴覚能力については、フィクションノンフィクション関わらずこの映画を参照してほしい。

2021年9月8日

読書状況 観終わった [2021年9月8日]
カテゴリ 映画

原作よりは闇が少なくきれいにキャシーの死でまとめられているが、やはり怒りにまかせて生きる、復讐を貫徹するヒースクリフの怖さが、ジプシーを養子にするリスクという差別を煽ってある感のある作品。古い作品だからそこら辺はある程度仕方なかろうが。
語り部である女中役の人、やたらジェフリー・ラッシュ(英国王のスピーチ)に似ていて集中できなかった笑

2021年9月7日

読書状況 観終わった [2021年9月7日]
カテゴリ 映画

父親に捨てられたと思っている兄弟が週末ゆるゆる父を探す。兄はナンパ目的?仕事もしていない。自分だって前妻の二人の息子に会えていない主人公は現妻とのあいだにできた子供に戸惑いつつ。

父がいなかったからと言い訳するアダルトチャイルドな兄弟、とても日本的に歪で、共感できる痛々しさに、私は加担できないという自戒も込めて、こんな人々が産む子供達のことを思うのだった。トラウマの連鎖が刷り込み的なものだと思うとしんど

2021年9月5日

読書状況 観終わった [2021年9月5日]
カテゴリ 映画
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久しぶりに度肝を抜かれた映画だった。ブラックコメディと言いながら、歴史映画であり大作である。
いやなんか壮大でありながらセットがやたら可愛く作られていて、でもそのチープさ加減も御伽噺めいて作ってるところが妙で、出てくる人物はみんな下品で白痴、あるいは狂人奇人、そんなふうに祖国を描ける愛、諧謔さにやられてしまう。
アンダーグラウンドってファンタジーをメインに据えて、歴史を見せる、暗くさせずに笑い飛ばす脚本の練り方がすごい。
音楽が強いね。ユーゴっていまだに謎の地帯。(国境…)地雷のイメージが強いけど、そこにもたくましく生きている人がいるって知るだけでも違うわね。もちろんこんなヤクザ者達だけではなく笑 本当に面白かった。

2021年9月4日

読書状況 観終わった [2021年9月4日]
カテゴリ 映画
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