後巷説百物語 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2007年4月22日発売)
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本棚登録 : 2403
感想 : 147
5

又市の物語の締めの一冊……かな。
「西の……」は未読だが、どうやらあちらはスピンオフ的な内容らしいので。

出てくる話、出てくる話、皆どこかで聞き覚えのあるような説話……シリーズの小編ひとつひとつに繋がっているのだから、当然か。

一冊目から再読したくなってくる(笑)。

又市の仕掛けを話のメインに据えておきながら、その実、又市は一度も登場しないという作りが、何ともにくいね。

続編は書かれていないとのことなので、既存の御行話は読み尽くしてしまったということ……が、寂しい限り。

★5つ、10ポケット。
2016.03.24.図。


※「五位の光」は……、遥かに時を越えての、『狂骨の夢』の前日譚か?
京極ファンにはニンマリものだね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史小説・冒険小説
感想投稿日 : 2016年3月24日
読了日 : 2016年3月24日
本棚登録日 : 2016年3月24日

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