午後の行商人 (講談社文庫 ふ 30-14)

著者 :
  • 講談社 (2000年9月1日発売)
3.48
  • (7)
  • (12)
  • (15)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 115
感想 : 8
4

船戸与一の初読み。
硬派、ハードボイルド、歴史の弱者……。

独特の語り口と老人の圧倒的に強い意思とに魅せられて……どう考えても悲劇の結末しか待っていなさそうな長編を、とりつかれたかのように読み進めてしまった。

大変面白い作品ではあるが……途中から十分に分かってはいたはずだが……やはり結末が“悲劇”であると不満が残ってしまう、コドモな自分(苦笑)。

というわけで、★4つ、8ポイント。
2013.04.11.了。


……死人のはずの“タランチュラ”と行動を共にしたとは、どういうことか?

……エピローグで描かれた行商人が名乗った“タランチュラ”とは?


…………何を暗喩しての描写か、読み取れなかった(苦笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史小説・冒険小説
感想投稿日 : 2013年4月11日
読了日 : 2013年4月11日
本棚登録日 : 2013年4月11日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする