セルジオ越後は大嫌いだった。
偉そうなことばかり言って・・・辛口批評を売りにして「批判のための批判」をしているだけだ・・・・と、そう思っていた。
しかし、本書を読んで少々考えが変わった。
彼の言うことは、いつもとは言わないが、概ね正論である。
(これまでも、正論であるとは頭では分かる記事もあったが心が受け付けなかった。今回、彼の言葉に正論が多いということを客観的に納得できた、ということ)
日本サッカー協会の体質、高校サッカーでの選手登録制度の弊害、
マスコミの報道姿勢、日本代表ファンのマスコミに一喜一憂させられる浅はかさ、海外移籍選手の日本での報道の在り方・・・・
などなど。
10年以上前の出版物であるのに、現在にも通じる話がいくつもあった。
解消されてきていたり、改善の兆しが見られたりはしているが、日本サッカー界が抱える課題のいくつかを理解できた気がする。
だからと言って好きになったわけではないけれど(笑)
「大嫌い」→「まあまあいいこと言うおっさんじゃん」くらいの認識の変化かな。
★3つ、7ポイント半。
2014.01.15.図。
本書で語られていた「J3」が今年から実施されるという点、少々胸が熱くなった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション(スポーツ)
- 感想投稿日 : 2014年1月18日
- 読了日 : 2014年1月15日
- 本棚登録日 : 2014年1月18日
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