歌舞伎町ダムド 〈ジウ〉サーガ (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社 (2017年2月25日発売)
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本棚登録 : 108
感想 : 10
3

【読間】80p時点。

久しぶりの誉田哲也は、「黒い誉田」。
冒頭・・・・・・・・黒い、黒すぎる。暗黒だぁ。
「黒い誉田」にはだいぶ慣れてきていたはずだが、さすがに今回は目を背けたくなった。

さて、本編。
ミサキの正体が判明。やっぱりアイツかっ。
「セブン」を読んだ際の感想が当たっていてニンマリ。しかし、ここで“ミヤジ”の名が出てくるのは予想外。

続きも、楽しみ過ぎる。。。


【読間②】第3章まで。
ミヤジ、ダムド、ジロウの過去、東抹殺指令、ミサキの逡巡、手塚の死の謎、女性記者ツチヤ・・・。

色々謎過ぎる。既に文庫本の半分は消化している。残り半分で、果たしてこれらの謎が全て明かされ切るのだろうか?それとも先日刊行されたばかりの、姫川ものとの2冊組みの新刊へと“次巻へ続く”なのか?

寝る間が惜しい。


【読了】
終盤、やや駆け足に過ぎた感は否めないかな。あれだけ引っ張った“ダムド”の最期もあっけなさ過ぎたし。

けれども、一足跳びに駆け抜けた分、物語の疾走感は増し、高いテンションで読み終えられて◎。

★4つ、8ポイント半。
2017.04.30.新。

※内通者を排除し、名簿を活用して当面の危機は脱した“セブン”と東警部だが・・・“根っこ”はまだまだ顕在。シリーズは当然まだ続く・・・次作ははたして、文庫化されるのを待ちきれるか不安(笑)。

待ちきれなくなりそうになって単行本の帯を流し読んでしまったところによると(苦笑)、“セブン”から一人、死者が出るのだとか・・・。誰だろう?

誉田作品ならヒロイン級の退場は無さそうだから、あるとするなら“ジロウ”か?
“衝撃度”でインパクトを求めるなら“欠伸のリュウ”か?



※あ、そうそう・・・。別な方のレビューにを漁っていたら、“ミサキ”だけじゃなく“ジロウ”も、別な誉田作品からの引用キャラであるかのようなコメントを見かけた。
誉田作品は少なくとも文庫化されてる分の9割は読んでるのだが、該当キャラが思い浮かばない(苦笑)。誰だろう?

予想・・・「ハング」の主人公?(キャラ名失念)
予想2・・「国境事変」の、公安の若手くん?
予想3・・まさかまさかの、菊田くん?いや、それは無いよね(苦笑)。
予想4・・まだ未読な“白い誉田”から?
予想5・・そもそも、↑のレビューがして、ガセ?

さて、次作を読めばその謎が解けるのか?



※あ、どなたかがコメント欄にて教えてくれる・・というのも、歓迎です。“ネタバレしたなぁ”と逆恨みすることはありませんので、よかったら教えてやってくださいませ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ(警察小説)
感想投稿日 : 2017年4月27日
読了日 : 2017年4月30日
本棚登録日 : 2017年4月27日

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コメント 6件

chie0305さんのコメント
2017/08/03

え~!そんなのありですか?だって、彼女は…!ダムド、順番繰り上げて読みます。読まないかも、だったんですが。

chie0305さんのコメント
2017/08/05

心の準備ですか!?
了解です。体調の良い時に読むことにします。

chie0305さんのコメント
2017/08/10

グロ表現は、何とか大丈夫でした!多分「家族狩り」とか「カエル男」読んで免疫ついたかも。「ジウ」の時、伊崎さんの扱いが勿体ない、と思っていて。
でも、かなりびっくりでした。薦めて頂いてありがとうございました!

chie0305さんのコメント
2017/08/24

誉田さんの作風を分かってるってことですよね。流石です。私は未熟なので…文面を素直に読み過ぎました…。でも、「ダムド」読んで良かったです。あれ~?のまま終わるところでした(笑)

恵瑠さんのコメント
2018/02/17

こんばんは。コメントありがとうございます!(コメントが初めてだったので、時間が経つとどこを見ればいいのか分からなくて、お返事遅くなってすみません)
誉田哲也さんは黒すぎて、時々読んでいて辛いときがあるのですが、文章の組み立て方が好きです。
こちらの「ダムド」と「セブン」も読んでみたいと思っています。
青春ものも読んでみます。おススメいただいて、ありがとうございます。

私のおススメは東野圭吾さんなのですが、ダークや黒い部分はあまりありませんが、情に訴えるものが多いかな?と思いマス。「使命と魂のリミット」が私的にはおススメです。タイトルの付け方も好きで。

あと医療系で海堂尊氏。不妊治療を題材にした「ジーン・ワルツ」「マドンナ・ヴェルデ」(並行して進むストーリーです)
男性にとっては、女って怖い!って思われるかもですが・・・。

好きな作品を語れる方とお知り合いになれて嬉しいです。
フォローもありがとうございます<m(__)m>

hs19501112さんのコメント
2018/02/19

コメント感謝です♪
好きな作家さんを語れることの嬉しさ、自分も同じです。

東野圭吾さんは、たまに読みます。
相方に「祈りの幕が下りる時」をプレゼントされたものの、加賀シリーズはその時点で4冊くらいしか読んでいなくて・・・慌てて未読の分を追っているところです(笑)。

「赤い指」に泣かされました。
海堂さんも、わりと好きです。「マドンナ・ヴェルデ」も読みました。映画(ジーンワルツの方だったかしら)は観てないけれど、好きな女優である菅野美穂さんのイメージで。

「ジェネラル ルージュの・・・」も、イイですね♪

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