創造性はどこからやってくるか ――天然表現の世界 (ちくま新書)

  • 筑摩書房 (2023年8月7日発売)
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肯定的矛盾と否定的矛盾の共立、すなわちトラウマ構造こそ「完全な不完全体」を創り出す明確な方法であり〜…といった話を目を白黒させながら読んだわけだが、チョイチョイ挟まる自作の美術作品の解説のお陰で微笑ましい気分で読めた。
現代アートについてはあまり鑑賞経験がないので分からなかったものの、小説読みとして読者は読書を通じて創造している、という指摘は成程と思った。
しかし、「愛でる」が「やってくる」ことで人は腐女子となる、ほんとに??散々語り尽くされたはずの天然表現について最後に一層分からなくなってしまった…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年1月5日
読了日 : 2024年1月5日
本棚登録日 : 2024年1月4日

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