引っこしはつらいよ―yoshimotobanana.com〈7〉 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2005年6月26日発売)
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感想 : 25
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『だるさとの戦いが人生』は名言だと思った。

医者に勝手に触られた話、すごく同感。
自分が潔癖症なこともあるが、それを差し引いても断りも無く触るのは失礼だろう。
-言断るべきなのに、先生とか偉いポジションだと偉そうにしていていい、
と勘違いしていて失礼なことを平気でやる。という人は、医者に限らず多い。

国を愛するとは、やっはり人が好き、子供が好き、そうやって流れていく
基本的なことだと思う。それが愛国心、だと思う。
必ずしも特攻機に乗り込んで命を犠牲にすることではない。

嶋田さんの話は面白かった。
今まで、友達から聞く話を含めてこんないい人な不動産屋さんなんて出会ったことがないから
こんな人もいるんだと驚いた。親切だけど、これくらい自分の仕事に誇りを持って欲しいと思う。
チビラくんが誰もいないお墓の方へ手を振った話は、凄いと思ったし笑ってしまった。

『優秀な接客はセラピー』これも名言だ。
本当にそう。特に、私とかみたいな人間にはそう。
接客に金を払ってるようなもんだ。
良い接客をされたらとてもいい気分がするし、とてもいい物を買った気になるし
またここで金を落とそうと思う。
その逆は、全て逆に最低でお互いに良い結果にはならない。

指輪物語、もとい、原作を読んでいない人向けに言うとロード・オブ・ザ・リング。
映画版は旅の仲間以外は最悪。リブ・タイラーに気を遣いすぎ。
王の帰還もフロドかなり役立たず。サムはちょっと役立った。
けど、原作を小学校のときに読んで以来のファンな私には、フロドが役立たずとは思えない。
フロドじゃなければあの指輪は必ず中つ国を滅ぼしていたはず。
と思うけれど、キャストがぴったりというのには本当にかなり同感。
イライジャさんを見たとき、フロドを見てしまったと思って物凄く驚いた。
アラゴルンはイメージが違うが、レゴラスはぴったりだったし。

地震の話を読んでいて、ものすごくすっきりした。
そう、そういうことです。と思っていることを、こういう作家先生みたいな偉い人が
ずばって言ってくれてるのが気分が良かった。
これを総理大臣とか救助関係で実質的に偉い人が思って言ってやってくれたらいいのに。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ・旅行記
感想投稿日 : 2010年2月23日
読了日 : 2006年5月11日
本棚登録日 : 2006年5月11日

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