わたしの名前は「本」

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本棚登録 : 370
レビュー : 24
inarixさん 外国の作家:A   未設定

「わたしの名前は本。これからわたしの物語をしよう。」

そして本は語りだす。自らのながい一生、否、半生。気の遠くなるような、本が辿ってきた歴史を。

「本の前に、息があった。」

しかし物語は、まだ文字が生まれていなかった時代、本が形をもたなかった時代から始まる。知識や物語は人々のあいだで口伝えで伝えられ、記の力に頼っていた。

「人々はわたしを頭のなかに置いて、口で語った。」

やがて5000年ほど前、古代メソポタミア・シュメール人によって文字が発明され――。

本書の総ページ数は140枚ほど。しかしこの小さな本のなかには、5000年以上の歳月が流れている。
なんというポエティック!! ロマンティック!!
詩的な文章、古典からの一文、伝承、著名人の言葉からの引用とポップなイラストも盛りだくさんで、本好きな方には、ぜひ一度手に取って頂きたい出色の一冊。

レビュー投稿日
2018年1月21日
本棚登録日
2018年1月21日
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