望み

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本棚登録 : 1250
レビュー : 215
著者 :
taikoさん  未設定  読み終わった 

殺人事件が起こり、自分の息子がそのグループに関わっている事がわかった家族の葛藤。
息子は加害者なのか、被害者なのか。

自分の立場、家族のこれからを考え、息子が被害者であることを望む父親。
加害者であろうとも生きていてくれることを望む母親。
自分の未来のために、兄が加害者であっては困る妹。

父と母の気持ちを交互に描く展開のため、結果に至るまでには助長気味ではありましたが、終わりが来るのは正直怖かったです。

生きていて欲しいけれども自分の子供は信じたい。
だからこそ、加害者なんだと信じこもうとしている母親が辛かった。
どちらの立場も有り得ることだし、真実にたどり着くまでの時間こそがこの物語のキモだと思いますが、キツイです。

高一の子が、夜帰宅しないことを、もう少し気に留めていたら、違った展開になったかもしれないのでは、と、これは物語のテーマにはそわない意見ですが、その時期を無事終えた親としては思わずにはいられません。

レビュー投稿日
2017年6月9日
読了日
2017年6月9日
本棚登録日
2017年6月5日
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