首都感染 (100周年書き下ろし)

著者 :
  • 講談社 (2010年12月17日発売)
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致死率60%の新型インフルエンザが、サッカーワールドカップ開催中の中国の農村で発生した。
ワールドカップの終了後、全世界に罹患している可能性のある人達が帰っていく。
全世界に起こったパンデミックと、日本の医療従事者と政府の戦い。

新型コロナウイルスが猛威を奮う現在とオーバーラップすることの多い話。
致死率の違いこそあれ、対策はほぼ同じ。
このストーリーの中では、有能な元WHOの職員優司の活躍で、ウイルスを都心部に封じ込めることに成功し、パンデミックワクチンと抗インフルエンザ薬の開発により、パンデミックは収束を迎える。
コロナの終息はいつなのか。
ワクチンや新薬は、小説のように治験を済ませずに投与されることは許されないと思うので、まだまだ長い戦いになりそうな気がします。

ウィルスと人間、永遠に終わらない戦い。

1日も早い新型コロナウイルスのパンデミック終息を願います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年3月27日
読了日 : 2020年3月27日
本棚登録日 : 2020年3月18日

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