路地裏にある雑居ビル辻堂ビルヂング。
そこに入った店子の面々の連作短編。
みんなそれぞれ、悩み考え、足踏みをしてる。ひとつずつのストーリーの中で、最後は前を向き歩きだそうというする展開に、胸をグッとつかまれました。
各ストーリー事に、沁みるフレーズが溢れ、自分も頑張ろう!と言う気持ちにさせられます。
そのフレーズをかみしめながら読み進めました。
最後の章で、辻堂ビルヂングの歴史が語られ、一緒に歩んできたコースケさんと共に、そこにあって然るべき存在として、新しい形になって残った姿に、お疲れ様と言ってあげたくなりました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2015年12月9日
- 読了日 : 2015年12月9日
- 本棚登録日 : 2015年11月25日
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