母が脳腫瘍で倒れた。頼りない父、真面目なだけの兄、フラフラした今どきの弟、彼らの前に露呈する多額の借金。そこからの、家族の再生の物語。
すごーく良かったです。
嫌な気持ちになったりイライラしたり、前半は読みながら複雑な気持ちになりましたが、俊平の章からは一気に明るくなり、後半は、何度も目頭を熱くしていました。
幸せかどうかは死ぬ時にならないと分からない、と言う母玲子の言葉にしみじみ感じるものがありました。
何があっても家族が笑い合えれば、最後は幸せだったねと終えられるのだろうなと思いました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2015年11月17日
- 読了日 : 2015年11月17日
- 本棚登録日 : 2015年11月9日
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