ON BOOKS(28)交響曲名曲名盤100 (ON Books 28)

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  • 音楽之友社 (1998年12月10日発売)
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感想 : 2
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昭和54年刊行、往年の名著。オレのクラシック音楽のバイブルが、この本なんであります。

交響曲の父ハイドンから始まって、モーツァルト、ベートーヴェン、そしてショスタコ、メシアンに至る古今東西の(いや、「今」や「東」はあんまりないか…)交響曲作品を100曲集め、その曲自体の成り立ちを解説するとともに、ぜひ聴いておきたい名指揮者たちの名盤(レコード)を紹介しちゃおう、という本。

まあ、「名盤」については今読んでもあまり参考にはならないけど(とは言いつつ往時の巨匠たちの名は色あせてはいませんな)、「名曲」解説の方は今なお勉強になります。

中んづく、ハイドンが示した「4楽章」+「ソナタ」といった基本形式、ベートーヴェンが示した声楽の導入、あるいはベルリオーズが示した標題性…などの「交響曲の様式」が、時代が下るとともに拡散(あるいは崩壊)し、使いつくされ、すでに表現形式としての命脈は絶たれている、という指摘はドキドキするほど刺激的なんですな。

(と言いつつ、諸井氏自身も交響曲を書いていますが(笑))

もう何度も読んでるけど、何度読んでも飽きません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 音楽
感想投稿日 : 2019年6月12日
読了日 : 2009年3月25日
本棚登録日 : 2009年3月25日

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