ヤマザキマリさんシリーズ。エッセイ集。
生い立ちや14歳での海外旅行、留学まで、波乱の前半生がまとめられていて、断片的ではあるけれど「定本」のような内容で大変面白かった。
海外で出合ったカッコいいお姐さんがたが本当にカッコよかったり(しかしこの人は、すごくあちこちに出かけているんだけど、その先々に魅力的なネタがあるなあ)、ネタばかりではなく美術論はもちろん、文学論、建築論までその造詣の深さも見せてくれる。
これは、2013年を中心とした数年間に、各メディアに掲載された文章を集めた本。
テーマもいろいろ、文体もいろいろのものを一冊にまとめた編集さんのご苦労が偲ばれるけど、タイトルをつけるとしたら「地球で生きている」という大きな括りにするほかなかったろうな、という内容である。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2019年9月26日
- 読了日 : 2019年9月5日
- 本棚登録日 : 2019年9月5日
みんなの感想をみる