(2020/4/6)

J.J.エイブラムス監督、2019年、アメリカ。

スターウォーズシークエルの完結編。

・・・なので一応観たけど、これはアレだな、スターウォーズの衣を借りた別のSF映画だな。

「詰め込み過ぎ」感はあるけど、まあ、完結感・満足感もあります。

2020年4月6日

読書状況 観終わった [2020年4月6日]
カテゴリ SF
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SF短編集。

映画「メッセージ」のなかなか深い世界観がよかったので、原作も読んでみようと思って。

著者はアメリカ人だが、中国系移民の子息だという。

著者のデビュー作でもあるらしい冒頭の「バビロンの塔」は、映画「メッセージ」とも近い、時空を極めて行くと元いたところに繋がっているというテーマか。太極(大いなる極みはつまり無窮に通じる)や陰陽(陽は陰を生み、陰はまた陽を生む)といった中国的思想を反映しているのかも。

表題作で、映画の原作となった「あなたの人生の物語」は、映画と違って(映画はやっぱりアクション要素も必要だろうしね)、過去・現在・未来がただそこにあるものとして描かれている。独特の寂寥感が意外と心地よかった。

一方、「名辞」で泥人形を操る(「七十二文字」)、天使(神)の実在(「地獄とは神の不在なり」)、美醜失認処置(「顔の美醜について」)など、著者独特の世界設定による作品は終止違和感があった、というか気持ち悪かった。こちらは一神教的価値観に楔を打ち込んでいる・・・と思うのはカンタンすぎる解釈だろうか。

著者はまた、物理学やコンピュータ科学の学位を持っているという。SFも「空想科学小説」の枠を超えて、こうした専門知識なくしては描けなくなっているジャンルなんだろうな。

2019年10月9日

読書状況 読み終わった [2019年10月9日]
カテゴリ SF

ティム・バートン監督、1996年、アメリカ。

ずいぶん前に一度観たけど、また観てみたくなった(大統領の娘役ってナタリー・ポートマンだったのかぁ、というのもあり)。

当時は「ただひたすら気色悪い映画」としか思わなかった記憶があるけど、どうして、今観るともうちょっと味がある。

強い大統領でありたい(しかし今いち決断力に欠ける)アメリカ大統領、ホワイトハウスの装飾にしか興味のないファーストレディーを始め、将軍とか報道官とか科学顧問とか、ニュースメデイア(GNN)のキャスター、カルトにはまる主婦、往年のヘビー級チャンピオン、アメリカンポップのスター(トム・ジョーンズ本人出演)、トレーラーハウスの貧乏な家族・・・枚挙にいとまが無いほど、アメリカ合州国のごった煮である。ラストシーンで国歌を演奏するのはメキシコ人(ほかの人がいなくなってしまったので)だったり、勲章を与えられるのはネイティブ・アメリカンの青年だったりする(彼のおばあちゃん役シルヴィア・シドニーはサイコーだなあ)。「我々は友達」と言いながら人間を襲う皮肉もシュールである。

つまり、すごいカリカチュアライズされているけど、これまさにアメリカそのものなんだよね。馬鹿だねーと言ってる間に、身につまされちゃったりするのではないか。

大統領役ジャック・ニコルソンの演説はどれもサスガだったな。

2019年7月11日

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、2016年、アメリカ。

ある日、北海道(!)を始めとする世界12カ所に、巨大な柿の種のような未確認物体が突如として出現する。それは一体何なのか、中に何者かが乗っているのか? その謎を解くために、軍からの白羽の矢が一人の言語学者(エイミー・アダムス)に立つが・・・というお話。

中にいる何者かとの交信を繰り返すうちに、過去と未来の秘密が明らかになってくるわけだけど、なんとも雄大な世界観(というか時空観)を持った作品である。

聖書に出て来るソロモン王の伝説が下敷きになっていて、娘の「Hannah」や、「12」の物体などが物語の重要なカギになっている・・・という説明がネットにある。

北海道にそれが現れるのは、映画「コンタクト」へのオマージュだという説もあった。

なかなかハイブロウだなあ。そういう知識が全然ないのでアレだけど、まあ、人類同士はわかりあい、通じ合わなくてはならないのだという「メッセージ」は強く伝わってくる、よい映画だった。ちなみに原題は「Arrival(到着)」という。どこへ着くというのだ?と思えば、これもなかなか意味深である。

ところで、北海道のどこなんだろうな。函館上空にそれがいるポスターがあったけど、作中に出て来る地図はもっと内陸部だったような・・・大雪山系のような?

原作も読んでみるつもり。

2019年7月10日

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ジョン・カーペンター監督、1982年、アメリカ。

お正月休みに観るのに、誠にふさわしい映画であった^^;

日本語では何だか安っぽいジャンクSFを思わせるタイトルだが、そういうわけではなかった。原題は「The Thing」という。単にモノとかヤツとかいう意味なんだろうけど、「物体X」より普通の言葉の方が怖い感じもしますね。

舞台は南極、アメリカ隊の基地。そこへ、一匹の犬を追ってノルウェー隊のヘリが銃撃を繰り返しながら迫ってくる。ヘリは、操縦ミス(だったか何だか)で墜落してしまうが、犬は基地内の犬部屋に収容された。ところがそれは、他の生物に取り憑いて内部から操る異星生物だったのである。

犬から始まり、隊員が次々に「憑依」されていくのだが、外見からはそれとわからないために疑心暗鬼が隊員を蝕む。暗がりや死角が怖い。それにクリーチャーの気持ち悪さは天下一品。そして、疑心暗鬼がすっきり解消されたとは言えずに、というか絶望的に終わる。

女性は一切出て来ない映画。

2018年1月3日

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リュック・ベッソン監督、2014年、アメリカ。

出ました、リュック・ベッソン監督。でもこれはアクションとかサスペンスというよりは異色のSF映画。

「人間は脳の機能のごく一部しか使って(使えて)いない」と言われていたことを踏まえているようだが、さて人間が脳を100%使えるようになると一体どうなるのか? を描いている。

「ルーシー」は主人公(スカーレット・ヨハンソン)の名前だけど、例の原人の女性も意識した名前なのかな?

さてそのルーシー、麻薬か何かの運び屋に仕立てられ、薬品をお腹に仕込まれてしまう。それが腹中で破れたことで、脳機能が異常に昂進し始める。

で、全部使ったらどうなるか。

自己の認識を超えて外部事象すら操れるようになる。100%に達すると、体は消滅し、遍き存在になる。まあ、神になる・・・というか、要するに死ぬ、のではないのか?

お話としてはちょっと消化不良。スカーレット・ヨハンソンの、前半部分のバカっぽい演技がいい。

2017年11月21日

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ニール・ブロムカンプ監督、2009年、アメリカ他。

ある日突然、ヨハネスブルクの上空に巨大宇宙船が現れる。しかしコンタクトだの攻撃だのといったアクションはなく、逆にじれた地球人が宇宙船への侵入を試みたところ、中で発見されたのはエイリアンの「難民」であった。彼らは地上の隔離区域「第9地区」に移され、被差別対象となって約30年が過ぎた・・・

と、そこから始まる異色な地球外生命体とのコンタクトものだが、それ以上のものは感じられず、ひたすら気色悪い映画である。つまりエイリアンが人間と結構似ていたり(でもエビにも似ている)、なまじ意思疎通ができるだけに、なるほど差別の構図も生まれるわなという気色の悪さである。

同国のケープタウンではアパルトヘイト時代に「第6地区」なる強制移住政策があったそうで、映画もそれを下敷きにしているという(ただし政治性は意図していない、とも)。

微妙な設定である。

話運びが、TVかなんかのドキュメンタリー仕立てであり(主人公の行方を追う番組?)、展開が早すぎるのもおっさん的には難。

そもそも、エイリアンたちはなぜそこに現れたのか?

キーマンのエイリアンが「3年後に必ず戻る」と言い残して宇宙船で去り(続編を意識してるんだろうなぁー)、かれこれ8年が経っているわけだが、その答えは果たしてあるのか?

2017年11月4日

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テリー・ギリアム監督、1995年、アメリカ。

テリー・ギリアムですよ・・・(笑)。

強毒性のウイルスによって人類のほとんどが死滅した近未来から、そのウイルス散布をたくらむ?テロリスト集団「12モンキーズ」を阻止するため、「現在」に送り込まれて来た囚人(ブルース・ウィリス)。

タイムトリップ物だし(ターミネーターと同じ構図)、ブルース・ウィリス物なので、やや既視感あり。現実と狂気(幻覚)との狭間、すなわち自分は本当に未来から来たのか? もっと言えば自分は本当にいるのか? という存在のあやふやさを描いているという意味では面白かった。

ブラピが凄演ですね。あとバンドネオンのテーマ曲が秀逸。

2017年8月27日

ガベ・イバニェス監督、2014年、スペイン。

太陽活動の異常により人類絶滅の危機に瀕している近未来。労働用の人間型ロボットが暴走を始める。

近ごろAIの「臨界点」の話題をニュースなんかでも見かけるようになったが、そういうのを先取りしたもので、人間を超えていこうとするロボットの話である。

ブレードランナーなどと近い世界観や「アイ、ロボット」の設定などを思い出して既視感はあるものの、映像はきれいだし、心理劇っぽくてそこはかとないペーソスもある。最近の日本の「受付ロボット」より数段かわいいロボットデザインもいい。

ただのキワモノかとも思ったけど、それなりに満足行った。

2017年8月20日

読書状況 観終わった [2017年8月20日]
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庵野秀明総監督、2016年、日本。

かなり話題になった怪獣映画。

怪獣映画・・・というか政治・お役所映画でもある。笑っちゃうほど会議シーンが多いし、意思決定プロセスのパロディみたいになっている。

筋立て(なぜ東京に、ゴジラの弱点は、どんな武器で、などのロジック面は特に練ったのであろう)や、CG(特にビルが倒れるシーンの迫真度)はサスガ!

2017年8月14日

読書状況 観終わった [2017年8月14日]
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気持ち悪い映画。大人の夢(価値観)の押し付け、としか感じなかった。

2002年8月22日

読書状況 観終わった [2002年8月22日]
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スター・ウォーズの場合ファンタジーなので、突っ込んではいけない、というのが前提ですが(笑)。

私としては、ポイントは押さえてあって良い!と思いました。以下列挙するけど、

・プリンセス・レイアの登場シーン
・武器商人はどっちにも売るのだ
・C3POへのウインク
・二つの太陽
・プリクエルみたいにギャグに堕さないクリーチャー
・時代の終わりを感じさせる
・エンドロールで泣かされる

2017年12月21日

ネタバレ
読書状況 観終わった [2017年12月21日]
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信じる/信じない、運命を受け入れる/受け入れない、変わる/変わらないとか二律背反の中で揺れ動く人々のココロモヨウを、一神教の価値観を持った国の人が描いた非常に難解な作品である。

いやァなにしろ、CGはスゴイね。
キアヌ・リーブスのヒゲの濃さは気になる。
“スイッチ”(Belinda McClory)が死んだ時は胸が痛んだ。
“エージェント・スミス”(Hugo Weaving)は、オレより2コも年下(^^;)。
クンフーや日本刀はやっぱあちらの人には似合わないな。
…てな感じかなっ。

2005年7月2日

読書状況 観終わった [2005年7月2日]
カテゴリ 映画
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