魍魎たちに立ち向かう若き清明と博雅の胸のすく活躍、魅惑の伝奇ロマンシリーズ第三弾。<br><br>
今までよりも、いわゆる“良い話”が多かった。私としましては、バリバリ鬼を倒していってもらいたいのに、倒さずに丸く収められると、煮え切れない気持ちになる。つまり、切なくて悲しい鬼の話である『ものや思ふと・・・』よりも、清明様がチョチョイと事件を解決しちゃう『血吸い女房』のが好き。前作と繋がる部分の多い『打臥の巫女』は、完全な読み切りじゃないので何となく疲れた。要するに、陰陽師は頭を使わずにサラサラ読んで楽しみたい。<br>
第三弾目にして、ちょいと飽きが来た・・・<br><br>
表紙の鬼が、今までの中で一番好き。動きがあって、文字とのバランスも良い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説、エッセー
- 感想投稿日 : 2008年1月28日
- 読了日 : 2008年1月28日
- 本棚登録日 : 2008年1月28日
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