空からのぞいた桃太郎

  • 岩崎書店 (2017年9月1日発売)
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感想 : 39
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日本の昔話「桃太郎」を空からの視点で描いた絵本です。
「おじいさんは山へしばかりに」「おばあさんは川へせんたくに」でおなじみの場所はどんなところだったのか、ドローンを飛ばして撮影したかのような風景が横長に広がっています。
空高くから見ているので人物や動物は小さく、空を飛んでいる虫の方が遠近法で少し大きかったりします。
成長した桃太郎は、きびだんご一つとひきかえに、イヌ、サル、キジを家来にして鬼ヶ島へ鬼たいじに向かいます。
「むかしむかし」のお話なので交通網は整っておらず、鬼ヶ島への険しい道のりが壮大に描かれていました。
そして最も圧巻なのは、空から見た鬼ヶ島でした。
桃太郎とイヌ、サル、キジだけで鬼たちによく勝ったな、絵だけを見ると全然無理だなと思いました。
たいへん美しいダイナミックな風景画集でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本
感想投稿日 : 2024年5月1日
読了日 : 2024年5月1日
本棚登録日 : 2024年5月1日

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