こんなミステリーがあったのか・・・感動しました。
東日本大震災で甚大な被害を被った架空の小さな街「山浦」
そこへボランティアで向かう参加者と地元の人々との交流を描いた話
話は6章に分かれていて
「災害の映像を見て自分も何かしなくてはと思いました」と答えるが何か他に理油があって参加したと思われる「遠藤幸樹」
被災地で知り合った姉弟の元父親探しを手伝う女子高生の「沙月」
就職に役立つと安易な考えでボランティアバス運行の企画を立て参加者を集める主催者「大石和磨」
ボランティア活動に参加したいが大石和磨に断られ、どうして断られたのかわからず理由を探す「潤一郎」
昔の教え子が教師になったと知らせがきたが場所が山浦と気付き行方を探すこともかねてボランティアに参加した成子とその夫善治の老夫婦
被災地の隣町で犯罪を犯し逃亡途中でボランティアバスを見つけ乗せてもらう事になった「陣内」
それぞれがいろんな形で被災者と関わり自分の考え方などが変化していく
半分くらい読んでる途中で
ん?
これってミステリー???
と頭の中にハテナマークが沢山浮かび上がったが6章で話が微妙にズレていきエピローグで全体の話の真相が語られるとなるほどと話の繋がりに納得しました。
感動するミステリーを読んだのは初めて。ボランティアの事情なども細かく書かれていたので感情移入もできました「まる」
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
と
- 感想投稿日 : 2018年7月8日
- 読了日 : 2018年7月8日
- 本棚登録日 : 2017年4月1日
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