中山間地域で生活する著者が、「人口減少時代」という考え方に疑問提起した書籍。
実例としては、中国地方に絞られているため東日本には馴染みが薄いように感じる。
また、著者の経験に基づいた提言が多い。
これをきっかけに、地方に対する議論を起こることを期待する。
「田舎の田舎」という、これまで過疎地として扱われてきた地域に移住者・定住者を増やすためにはどのような取り組みが必要なのか。
もちろん、私が答えを持ち合わせているわけではない。
しかし、今自分が考える疑問はいくつかある。
1 学校の統廃合について
私は、教育への予算が必要と考える。
それは、人件費である必要はないのではないか。
通信網の整備などのハード面での整備は不可欠か。
これに、地域性をプラスアルファできるか。
2 医療について
延命医療については、個人的には否定的だ。
しかし、多様な生き方を否定するものではない。
問題は、患者自身が選ぶことだ。
決して、医療従事者に任せてよいわけではない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
産業
- 感想投稿日 : 2016年8月15日
- 読了日 : 2016年8月15日
- 本棚登録日 : 2016年7月30日
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