人生の王道

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レビュー : 49
著者 :
ichiro.marinersさん  未設定  読み終わった 

本書は、西郷隆盛の著書である「南洲遺稿」を、著者稲盛さんの実体験を交えて解説したものである。この本のしょっぱなに、南洲遺稿が旧薩摩藩士でなく、西郷が制服した庄内藩士によって世に出されたエピソードが紹介されている。このエピソードが、西郷の人柄を表す感動的なものなので紹介する。庄内藩は、西郷率いる明治政府軍に降伏した。通常ならば、降伏軍は、征服軍の命令により武装解除後、開城するのであるが、西郷はまったく逆のことをした。つまり、自軍に武装解除命令を出し、丸腰のまま入城したのである。降伏、開城した軍の心情を慮ったこの行動により、彼は庄内藩士に尊敬されることになる。敵から愛された彼の人柄とは、このような行動に裏打ちされているのだろう。なかなかできることではないが、これが、彼の思想である「敬天愛人」なのだろう。

レビュー投稿日
2018年10月23日
読了日
2007年11月15日
本棚登録日
2018年10月23日
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