幸福な死 (新潮文庫)

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本棚登録 : 655
レビュー : 53
著者 :
制作 : 高畠 正明 
なーさん 2011/06   読み終わった 

第一部「自然な死」、第二部「意識的な死」、それぞれ五章立て。

最終章の直前、第四章の最後で、
アーモンドの花とオリーブとキャロブ(いなごまめ)の
重たい芳香に噎せ返る内、自分と世界の境界が曖昧になって、太陽やら大地やらに意識が翻弄され、
ひき裂かれ出してからが俄然面白い。

最終章突入。
主人公が緩慢に死んでいくシーンの情景描写と心理描写の
混沌具合が絶妙で、おーっと思ったら・・・

そう、この話ってば、「幸福な死」だった。
まさにここが売りだったのね。
珍しく(?)素直な観客してました。

レビュー投稿日
2016年11月14日
読了日
2011年6月1日
本棚登録日
2016年11月14日
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