コカイン・ナイト (新潮文庫 ハ 14-2)

  • 新潮社 (2005年6月1日発売)
3.82
  • (9)
  • (10)
  • (13)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 150
感想 : 11
5

3部作全部翻訳されたら、まとめて読もうと思っていたんだけど、なんかいつになるかわかんないし、1作目を文庫で発見したので。
・・・なんか、半分まできても、ただの半熟玉子、なんですけど???これ、ちゃんと最後はSFになるんだろうか?

フランクが有罪を言い張った理由は…?
うわあ、クサるわあ!

ラスト1/3、いや、1/4になってや〜っと、SFになった!
確かにSFになったよー、なったけどさあ。…。

エストレージャ・デ・マルは、レジデンシア・コスタソルは、ユートピアなのか、それともディサトピアなのか?

人間はここまで疲弊しているのか・・・いや、正確には、
我々ってここまで腐敗しているとバラードに本気で思われてるの?バラードが内に抱えていた闇はここまでに深いのかい…

更に凹むのは、この世界に一番近いのは、抗菌グッズとコンビニと未知の隣人とバーチャルに囲まれた平成の東京のような気がする…ってことですな。

聖者やメシアって、同じ時代に生きていたら、案外迷惑なのかも〜

世界が大きい仕掛けになっているんで、どう言ってもネタバレになりそうで、ワケわからんくてゴメン…
まあ、SF人は読んでクラサイ。
いやはや脱帽〜

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2011/02
感想投稿日 : 2016年11月3日
読了日 : 2011年2月23日
本棚登録日 : 2016年11月3日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする