人気作家が父・宮本演彦の日記を紐解く、という変わった趣向の本。
更にその父は第二次長州征伐の年生まれ。江戸末期だよ!
時代背景は、関東大震災から昭和天皇の御成婚まで。代々医者の家系で保土ヶ谷のプチ名家、ってな微妙な階級で、神中から慶応予科へ進みながらの童話創作の日々。
特権階級の子息に振り回される一方で、後に困窮死しする勤労少年達と創作で関わりを持つ。現在より格差社会がくっきりしてる。
付記の感じだと続編があるみたいだが、ここから先は戦時色一色だろうなあ。。。
大正13年の火星接近の話が出てきてビックリ。しょっ中あることなのか?
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2018/08
- 感想投稿日 : 2018年8月2日
- 読了日 : 2018年8月3日
- 本棚登録日 : 2018年6月2日
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