副題に定朝とあるけど、隆範とツートップってところ。
彰子サロンの小式部内侍・中務・小諾の女房ライフ、道長に対する彰子の葛藤、小一条院の荒れ様、中関白家の身の寄せ合い…と盛り沢山だけど、やっぱりクライマックスは、脩子内親王の出家から、今昔物語だか小右記だかにある「犬に食われた花山帝の皇女の話」に至る一連かしらん。
ネタに事欠かない登場人物が多いけど、道雅の密通とか敦明の延子・顕光サイドの話はナシ。この辺のバランス感覚が絶妙で読み易いのかも。
ところで。「藤原道雅が彰子の懐刀」と「小式部&敦明」ってのは…フィクションですよね??
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2019年3月7日
- 読了日 : 2019年3月7日
- 本棚登録日 : 2019年3月6日
みんなの感想をみる