満つる月の如し 仏師・定朝

著者 :
  • 徳間書店 (2012年3月6日発売)
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感想 : 34

副題に定朝とあるけど、隆範とツートップってところ。
彰子サロンの小式部内侍・中務・小諾の女房ライフ、道長に対する彰子の葛藤、小一条院の荒れ様、中関白家の身の寄せ合い…と盛り沢山だけど、やっぱりクライマックスは、脩子内親王の出家から、今昔物語だか小右記だかにある「犬に食われた花山帝の皇女の話」に至る一連かしらん。

ネタに事欠かない登場人物が多いけど、道雅の密通とか敦明の延子・顕光サイドの話はナシ。この辺のバランス感覚が絶妙で読み易いのかも。

ところで。「藤原道雅が彰子の懐刀」と「小式部&敦明」ってのは…フィクションですよね??

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年3月7日
読了日 : 2019年3月7日
本棚登録日 : 2019年3月6日

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