こわいもの知らずの病理学講義

著者 :
  • 晶文社 (2017年9月19日発売)
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本棚登録 : 1472
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衝撃的だったのは、「日本で1年間での妊産婦死亡数はおよそ40人程度で、もうこれ以上下げることは不可能だとされています」の一文。現代ニッポンで、お産で亡くなる人が今でも年間40人もいて、しかも不可抗力ってか。どんなに世の中が進んでも、太古から根本的に変わらない、お産って本当に大変なんだ。
映画「うさぎ追いし ー 山極勝太郎物語 ー」も、どこかで観たいな。遠藤憲一主演だって。
がん発症の詳細、原因とか過程とかに総論と各論に分けて多くのページを割いて丁寧に説明されているが、その割には子宮頸がんワクチンについては態度が曖昧。

「エピジェネティクス――新しい生命像をえがく (岩波新書)」と同じ筆者であることがかなり後半になって判明。これ、エピジェネ関連ではダントツ良書。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2018/03
感想投稿日 : 2018年4月4日
読了日 : 2018年3月31日
本棚登録日 : 2017年10月18日

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