ICU図書館の本棚/The Book Shelf of ICU Library

国宝級の日本美術が海外へ流出し、美術館や博物館に収まっていく歴史、特に明治維新以降のいくつかの要因と日本美術に惚れ込んだ人々がどのように持ち出したのか、その一端を解き明かす。

【新着図書ピックアップ!】目次を見て、「法律SF」というフレーズがまず目に飛び込んできた。何じゃコリャ、と思ったが、そうこれは憲法学者と作家の対談集なのであった。すると、一般教育科目の「憲法」を担当する講師の先生がSFを推薦図書にあげていたのを思い出した。
そうか、法学とSFには共通点があったのだ、と目からウロコが落ちる思いでした。架空の法律で動く世界を想像して議論することと、空想科学小説は似ているのかもしれない。対談で取り上げられるのは、人工知能やデモクラシー、憲法からはては指輪物語にまで及ぶ。
リベラルアーツの参考図書みたいな本だ。

[New Book!] This book is very motivated for those who are considering his/her major would be Legal studies.

【新着ピックアップ】「和菓子」と聞いてみなさんはどんなことを思い浮かべるでしょうか? あなたが和菓子好きでもそうでなくとも、この本を見るとその種類の豊富さ、そして意匠の繊細さに改めて驚かれることと思います。著者の中村肇さんは京都在住のクリエイティブディレクター(多方面でご活躍のあまり、適当な肩書きが思いつきません…)。ご自身のブログ「京男雑記帳」https://blog.goo.ne.jp/kyo-otoko に日々、美味しそうな和菓子の写真を載せておられます。この本はブログ7年分のエッセンスを一冊にまとめたものの新装版(初版は2013年刊)。ブログも合わせて読むと、著者のお人柄も垣間見えて一層面白く読めそうです。ちなみに本著は日英併記。英語圏の方にも、お土産にも喜ばれそうな一冊です。

【Newly arrived!】”Wagashi”is Japanese traditional sweets which come in all shapes and sizes, as their creators draw inspiration from their unique sights offered by the changing seasons. The author is Mr. Hajime Nakamura who is walking around his hometown Kyoto and finds out the exquisite Wagashi sweets in his daily life. This book was edited from his blog posts. Please check this book (written in both Japanese and English) and his personal blog! https://blog.goo.ne.jp/kyo-otoko

【新着図書ピックアップ!】タイトルに「タマゴ」と付いてます。着目!
この本、まだ一般にはことわざと認知されていないけど、ことわざの要素を持つものをたくさん集めてます。
ドラマ半沢直樹でも使われた「銀行は雨の日に傘を取り上げ...」や、フーテンの寅さんの「見上げたもんだよ屋根屋の...」なんかも収録。
人名索引がついてるのもミソで、そのことわざに関係する人名からも検索できます。
オバマ前大統領で調べたら、大統領選の演説での「口紅つけても豚は豚」なんてのが載ってるし、村上春樹だと作品中の「ニラレバの世界に、タラレバはない」なんてのも載ってました。
尚、知りませんでしたが、世の中には「日本ことわざ文化学会」というものがあるそうで、著者の時田昌瑞さんは、現会長です!

[New Book!] In this book, you can find lots of new "
kotowaza (bywords)" in Japan.
For example, sayings from TV drama "Hanzawa
Naoki" and movie series "Otoko Wa Tsurai Yo."
You can also find out sayings from person names
because this book contains person index.
Why don't you try to find out sayings by former
president Obama or a writer, Haruki Murakami?

【新着図書ピックアップ!】覚えている方はいらっしゃるでしょうか?以前、私たちはテレジン収容所の子供たちの詩と絵(埼玉平和資料館より借用するパネル)をオスマー図書館地階展示スペースに展示し、本館でも「テレジン収容所の子どもたち~ホロコースト関連図書」という企画展示を行いました。
その「テレジン収容所」で捕虜となっていた作曲家ハンス・クラーサら多くのユダヤ系作曲家を、ナチスがテレジーンを快適な保養地とするプロパガンダ映画のために利用したと、この本には書かれています。
ラ・フォル・ジュルネ音楽祭の公式ガイドブックであるこの本が、ヨーロッパ史について、移民について、国際平和について音楽を通して考えるキッカケとなれば、すばらしいと思います。
[New Book!] This title is a translation of an official book of "La Folle Journee Tokyo 2018". Etienne Barillier, the author, mentioned this "récit" by a novelist.

この本は、人間が孤独を感じた時に読むという本ではない。孤独という問題を科学的に、ガチに取り組んで本だ。だから、自分が孤独になった時には、読まない方がいい。とても元気な時に、読んでさえも、疲れてしまうかもしれない。では、いつ、読んだらいいのだろうか?人間について、まじめに考えてみたいときに、それは、きっと、青春の時だが、そんな時に、まじめに読んでみるのも、よいかもしれない。

【新着ピックアップ】著者は、鬼太鼓座、鼓童の活動を経て太鼓のソロ奏者となった林英哲。
日本伝統の和太鼓を、国内だけでなくアメリカ、ヨーロッパでも演奏し、太鼓ソリストとしてカーネギーホールにも立った。独奏35周年として出版された増補新装版。

大数学者、アンドレ・ヴェイユが自らの著作につけた註を全訳。現代数学が形作られる様子が描かれる。
A great mathematician, Andre Veil, translated a note attached to his work. In this book, the state that modern mathematics is formed is drawn.

【新着ピックアップ】「アブサン」はアルコール度数がたいへん高いことで知られるお酒。19世紀にはフランスの芸術家たちを虜にしました。詩人のヴェルレーヌは中毒で身を滅ぼしたほどです。一時期、製造禁止になったものの、また復活しました。そんなアブサンの本です。カエルと魚を使った動物実験の話は必読!

【Newly arrived!】Absinthe is a highly alcoholic beverage or anise-flavored spirit. It rose immense popularity in late 19th century France. Paul Marie Verlaine, a poet, died from its poisoning. Here is its origin, popularity, ban, and revival. Addict yourself to reading it.

【新着図書ピックアップ!】図書館コラム「M氏の深い世界」がこの春、素敵な本になりました!New Book左側の棚に、他の2名のICU教員著作と一緒に関係者展示されています。黄緑色のバックにアート作品が配置されている表紙は M is for Maniac への入り口です。本の紹介が本の上でされることに魅力を感じるのは、(株)文伸さんの美しい印刷の力ですね。新たなファンが増えそうな予感。

禅マスターとして欧米での仏教思想の敷衍に貢献した鈴木大拙のコロンビア大学客員教授時代の講義。曰く禅は哲学でもなく宗教でもない。禅とは体験です。抽象的な言葉による単なる知的営みを超えたもの。知性で宇宙の謎を解くことはできない。つまり禅が何でないかは説明できても、そのものは、自ら体得するしかないってことですね。ううむ。

【新着図書ピックアップ!】世間を騒がせた、東京オリンピックエンブレム問題。パクリだったのか?はたまた出来レースだったのか?デザインと広告の歴史から真実に迫る!

【New Book!】Do you remember "Tokyo Olympic emblem problem?" Did he really plagiarize? Was it fixed race? The author tries to make it clear based on the history of design and advertisement!

【新着図書】映画・漫画・小説・評論その他からの豊富な用例をもとに書き上げた文化史。でも、「バナナの皮ですべって転ぶ」ですから、決して退屈しません。「バナナの皮はすべりやすい」ことを証明して〈イグ・ノーベル賞〉を受賞した日本人の偉業(?)に並ぶ一冊。

【Newly arrived】The author, working at a library, wrote “Why bananas are slippery when stepping on them” in 2010. Four years later, a Japanese college teacher won the Ig Nobel Prize for the research on that theme. Both are academic works and brimming with playful spirit.

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