廃墟に乞う (文春文庫)

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本棚登録 : 1215
レビュー : 194
著者 :
川柳蛙斎さん ミステリー   読み終わった 

私にとってはカウントダウンに続く2作品目となる佐々木譲先生の作品
カウントダウンは友人からいただいた本だが、、、こちらも同じ友人からいただいた

カウントダウン同様に北海道を舞台にした作品
主人公は休職中の刑事という変わった設定の小説

しかしなるほど
刑事でありながら休職中という事になると自由度が増すというのか
それでありながら刑事の洞察力もあり面白い展開ができるものだなと
どうして休職中になっているかは最後に明らかになる

本作は短編集となっており、多くが知り合い等から「休職中ならちょっと聞いてくれないかな」というような感じで相談を受けて始まる
北海道の地理にはそれほど詳しくないですが、主人公は結構色々なところからお声がかかりつつ、それらエリアの所轄警察署に知り合いがいる
警察官も色々なところで勤務を行うものなのだなぁと

あとがきに書いてありましたが、佐々木先生は北海道の色々なところを描きたかったとの事ですね
それに都合が良いのではないかと考えたのが「休職中の警官」という設定との事でした
描きたい話がありきの設定だったのですね


毎回、まずは現場を確認したり、聞き込みまではいかないながらも近辺の人に話を聞いて
と進んでいくのだが、休職中であるがゆえの不自由さもある
現場担当でも無いのになんでこんなところに来ているのか、なんで聞き込みみたいな事をしているのかという感じで同じ警官側から煙たがられたり

逆に遺体が見つかっていない(ので事件化できていない)が殺人と思われるような事案にも首を突っ込めるという自由もある

このキャラクター設定は秀逸
小説として聞いた事がなく目新しく感じただけかも知れませんが面白いと感じました
友人からもらった佐々木先生の作品はカウントダウンと本作の2作品だけですが、、、別の作品も読んでみたいですね

レビュー投稿日
2018年7月3日
読了日
2018年6月29日
本棚登録日
2018年7月3日
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