KYZYLという母音の無い名前の首都を持つ、冷戦時代のソ連の片隅にあるタンヌ・チューバという国に行こうとするファインマンと著者ラルフ・レイトンの奮戦記。だが、ファインマンはほとんど登場しない。やっとのことで招待状が届いたときには、ファインマンは既に亡くなっていた。ファインマンがすべてのことを面白いこと、楽しいこと、笑うことに変えていったのに対し、レイトン氏は皮肉屋だったことが伺える。訳者も前作と同じなのに少しも面白くなかったのは、著者の力量不足だろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2010年11月30日
- 読了日 : 2010年11月30日
- 本棚登録日 : 2010年11月30日
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