購入してしばらく積んでいたけどようやく読了。
しばらく積んでいたのは、ひとえに習慣の問題。
通勤時間が読書タイムだったのだけど、スマートフォンでゲームするようになって、その時間が奪われちゃったのよね。
現代のエンタメは、まさに時間の奪い合いであるなあ、と。
これ前にも書いた気がするな。

まあ、このシリーズは読み始めるのに気合が要るのは確か。
とはいえ、シリーズを重ねるたび、軽くはなっていると思う。
マルドゥック・スクランブルのイメージが強すぎるのだよな。

アノニマスのシリーズも4巻目。
前巻、ものすごい引きで終わったので、直後だったら息つく間もなく読んだと思う。
読み始めて、そうそうそうだった、と思い出す。

アノニマスシリーズは、一貫して独特の構造を持つ。
本巻もこれまでと同じ構造を踏襲している。
短いシーンを語りながら、回想や「ここ」に至る背景が挟まれていく。
読み手に結構な読書スキルが要る構成ではないかと。
いや、別にそこまで大仰なものではないけど、読書慣れしてないと読み進めるのが厳しいような。

でも、この構造、慣れてくるととても読みやすい。
小説のテクニックとしてすごいと思う。
「いま」は最後まであまり進まないのだけど、物語としての厚みとか深さが読み進むにつれて見えてくる感じ。
結構斬新な手法ではないのかな。そういう評、あまり見かけないけど。観測範囲の問題か。

ようやく収まるべきところにすべてが収まって、いよいよ全貌が紐解かれ始めていく感じ。
それでもまだ、序章という感じかなあ。
序章というか、第2幕への助走という感じ。

なんとなく終わりも見えてきた気もするけれど、きっとそう簡単な終わりではないんだろうと期待も込めて。

2019年7月7日

読書状況 読み終わった [2019年7月7日]
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3巻揃って購入したので、週末に一気に読んでやる、
と思っていたのだけど、惰眠を貪ってしまったせいで時間切れ。
本日、途中だった2巻を読了。

これが、「途中」であったなら、ここで終わっていたんだろう。
つまり、これまでの「天冥の標」のクライマックス級の終わり方。
でも、これは最終シリーズの中巻。
まだ、もう1巻、残っている。

さあ、この壮大な物語に、どのようなピリオドが打たれるか。
読むのが楽しみであり、読み終わってしまうのが勿体なくもあり。

2019年2月25日

読書状況 読み終わった [2019年2月25日]
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ついに最終シリーズとなった天冥の標。その第一巻。
3巻揃ってから読み始めようと思い、積んでいたのだけれど、
ついに本当の最終刊であるPART3が発売され、
入手したことを機に、読み始めた。

そしてつい先ほど読み始めたのだけど、
もうなんというか、すごい。
ここまでのまとめと、新たな局面。
長い間見守ってきたキャラたちが、ついに一堂に会した。

ここからどういった形で展開していくのか。
どういう形で終わりを迎えるのか。
まさに「終わりの始まり」に相応しい、幕開けの一巻。

これから先を読み進むのが楽しみで仕方ない!

2019年2月24日

読書状況 読み終わった [2019年2月24日]
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これもラノベの系譜かな。
「群青」よりはキャラが立っていると思う。
文体も活き活きとして読みやすく、いかにもと云う感じ。

物語は、まあよくある筋かなあと。
いろいろと不思議風な感じを醸し出そうとしているけど、不発かな。

ただ、「赤い雨」のところは、おおそうくるか、と思った。
このままベタな感じで終わるのかな?と思っていたので。

ただ、ラストが雑すぎないか、と。
ここまでそういう感じで来たのなら、ラストまで走り抜けてほしかった。
徹頭徹尾、テイストを崩さないで決めてほしかった。
なので、これも惜しい。勿体無いと思う。

ラスト一行がうんたら、というのは、よく分からんかったですよ。
つか、そのフレーズを使えるレベルに達していないと思う。

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題材は悪くない。
むしろ、好物だと言える。
だからこそ、惜しいなあと。

とにかく主人公のキャラが受け付けられなかった。
昭和のエロゲ主人公かよ……。

繰り返すけど、お話そのものはよく出来ていると思う。
キャラが全体的に勿体無い。
文体からしてラノベの系譜なのだろうから、むしろキャラが命だろうと。

いろいろと勿体無い作品だと思いましたまる。

2019年7月16日

読書状況 読み終わった [2019年7月16日]
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時代遅れの昭和スポ根。
ただただ暑苦しく壮絶な地獄の日々が描かれる。
まさに「漢」と書いて「おとこ」と読む。そんな世界。
とにかく面白すぎて、一気読みしてしまった。

「練習量がすべてを決定する柔道」と呼ばれる、高専柔道の流れを引き継ぐ七帝柔道。
それは、いわゆる「柔道」として知られている「講道館柔道」とは全く違う世界。
旧帝大にのみ引き継がれた「異端」として、ひたすらに寝技を磨き、七帝戦で勝つためにすべてを捧げる日々。

「講道館」とはルールも違う。
試合は15人の団体戦。勝ち抜き制。
「抜き役」と言われるポイントゲッターと、「分け役」というディフェンダー。
しっかりとした役割分担に基づき、自らの役目を、文字通り死ぬ気で果たす。

自分は一応体育会出身ではあるものの、甘ったれたへっぽこだったので、ここで語られるような、暑苦しいガチのスポ根の世界は、正直言って分からない。
ときに、眉をひそめるような描写もある。
けれど、人と人との繋がり、一つの目標に向かって、すべてを捨てて一心に取り組むその姿勢は眩しくて、何度か落涙した。

金澤主将とのやりとり。
そして永田さんのスピーチ。
ここは本当に感動して、落涙どころか嗚咽も出た。

著者の筆力が素晴らしいの一言に尽きると思う。
この壮絶な世界に、身を置いているかのように感じさせてくれる。
自分だったら一瞬で退部してしまうであろう状況を、最後まで経験させてくれる。
まさに、読書の喜びそのものだと思う。

ちなみに、この物語に書かれているのは30年ほど前のお話。
現代でも七帝柔道は引き継がれてはいるものの、練習はずいぶんマイルドになり、「カンノヨウセイ」も廃止になったとのこと。
それでも、旧帝大というエリート集団の片隅で、「高専柔道」に打ち込んでいる学生たちがいる。
きっと彼らは、唯一無二の経験をしているのだと思う。

著者の作品は他にも幾つか出ているので、読まねば。

2019年7月14日

読書状況 読み終わった [2019年7月14日]
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感想書いてなかったか。
読了時にツイッターで書いたものを転記しておく。

終わったなあ……。あれだけ大きく広げた風呂敷を、最後に見事に畳んだ筆力は流石としか言い様がない。どこかで見かけた意見だけど、これが英訳されればトリプルクラウンいけるんじゃないかと自分も思うよ。素晴らしい一大叙事詩に心からの拍手を。

この感想を読んで、読了時の感じと物語を思い出した。
まあ、うん、簡単に書ける感想ではないw

とにかくすごい作品だと、ただそれだけ。
発想と、語り口と、紡ぎ方と。
なにが、ではなく、すべてが、大きな一つの物語として。
歴史に残る作品だと思います。

2019年3月2日

読書状況 読み終わった [2019年3月2日]
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読書状況 いま読んでる

なんというか、ただ、すごい、と思った。
こんな風に変貌を遂げるシリーズを、リアルタイムで体験できたことは貴重な体験なのではないだろうか。

かつて、「日常の謎」というジャンルを確立した「円紫さんと私」のシリーズが帰ってきた。
しかし、本作は、これまでのシリーズとは完全に異なっていると言って良いと思う。
雰囲気も、作風も、ストーリィも、すべてが。
なのに、本作は間違いなく、シリーズの最新刊。
それは偏に、「時」を真っ正面から書き切っているからに他ならない。
人は歳を取る。
世界は時を重ねる。
それを、文章ではなく、物語として提示した作品だと思う。
「時と人」3部作を書いた作家さんだからこその作品なのかもしれない。

もし、これまでのシリーズを未読で、本作でこのシリーズに初めて触れた人がいるのなら、その人の感想を読んでみたい。

おかえりなさい。
また、いつか。

2018年11月29日

読書状況 読み終わった [2018年11月29日]
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先に上巻に書いちゃったのでコピペ。

待ちに待った新作!
待ちすぎて、これまでのお話し忘れちゃったよ……。

ということで読み始めたのだけど、物語としては間違いなく面白い!
ただ、やっぱり経緯が記憶から薄れていて、読んでいてもどかしい気持ちになること多々。
やっぱり前作から読み返してから読むべきだったか……。

とにかく、このシリーズはヘスターに尽きるわけです。
「移動都市」を読んだ時に、そのキャラクターに撃ち抜かれて、大好きなのです。
物語史上で、最高のヤンデレだと思います。

なので、なんかとても納得感のある終わりでした。
呆気ない感じもしたけど、まあ、海外作品ってそういう終わり方多いし。

未訳のシリーズも沢山あるみたいだけど、
創元さん、映画に便乗して出してくれたりしないかなあ。

とりあえず、もういちど移動都市から読み返してみたいと思います。
あ、映画も観なきゃ!

2018年12月13日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2018年12月13日]
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待ちに待った新作!
待ちすぎて、これまでのお話し忘れちゃったよ……。

ということで読み始めたのだけど、物語としては間違いなく面白い!
ただ、やっぱり経緯が記憶から薄れていて、読んでいてもどかしい気持ちになること多々。
やっぱり前作から読み返してから読むべきだったか……。

とにかく、このシリーズはヘスターに尽きるわけです。
「移動都市」を読んだ時に、そのキャラクターに撃ち抜かれて、大好きなのです。
物語史上で、最高のヤンデレだと思います。

なので、なんかとても納得感のある終わりでした。
呆気ない感じもしたけど、まあ、海外作品ってそういう終わり方多いし。

未訳のシリーズも沢山あるみたいだけど、
創元さん、映画に便乗して出してくれたりしないかなあ。

とりあえず、もういちど移動都市から読み返してみたいと思います。
あ、映画も観なきゃ!

2018年12月13日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2018年12月13日]
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5神教シリーズってこんな話だったっけ?と思いながら、でも楽しく読みました。
どことなくヴァルデマール的なユーモアもありつつ。
若干のミステリィもありつつ。
主人公たちの掛け合いが楽しい作品は好きです。
ペンリックがとことんお人好しで柔らかく優しい人物なのがまた良いですね。
決してほのぼの系な話では無いと思うのだけど、ペンリックの人柄のお陰で、なんとなくほのぼの系な雰囲気になっている気がする。
あと、訳者さんの匙加減も良い感じだと思います。

続編もあるのかな?

2018年11月21日

読書状況 読み終わった [2018年11月21日]
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