神道の逆襲 (講談社現代新書)

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本棚登録 : 283
レビュー : 26
著者 :
いけださん 本・雑誌   読み終わった 

タイトルの過激さとは裏腹に、穏便で真っ当な一冊。

「反転した世界」と表現される、日常の中にある「非日常」。
冒頭で述べられる、神道の本質は「そこ」にこそある、という著者の主張には、深く納得した。
昨年くらいから神社巡りをしているので、そのことがよく分かる。
鳥居をくぐって境内へと入った瞬間に、そこは「日常」の風景では無いのが感覚として分かる。
しんと凪いだ空気や、ぴりっと張った雰囲気。
そのような「場」を準備することで、日常の非日常を感じさせてくれる場所が、神社という場所なのだと思う。
「そこ」が大事なのではなく、「それ」が大事。

また、伊勢神道だけではなく、吉田神道や垂加神道などといった様々な教説を丁寧に解説してくれているので、神道が辿ってきた歴史がすっきりと見えた。

神道は、日本の風土や気候と密接に絡み合った宗教なのだなと改めて思った。
日本人が持っているメンタリティの根幹も、本書に書かれているような神道に依るものが大きい気がする。
とはいえ、そこには「フィードバック」という要素も多分にあるんだろうな、とも思うけれど。

レビュー投稿日
2018年11月13日
読了日
2010年5月21日
本棚登録日
2018年11月13日
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