2009年刊行の本。
始めから読んでいくと、まずは経済、次に政治、そして教育について。
まるでテーマはバラバラなように思えるが、しかし、それぞれの問題点に共通する土台、社会科学的な視点が見えてくる。
その過程が、とても刺激的だし面白い。
講師の方々が、とても高度な議論や(当時)最新の議論なり時事なりを、平易な言葉と説明辞で分かりやすくして下さっている。
…のも手伝って、議論の過程自体は回りくどいかもしれないのだけれど、
だからこそ、ある議題を別のテーマの中で再発見したり、それまで漠然としていたことが言語化されたりするプロセスには、
いちいち感動せざるを得なかった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
社会
- 感想投稿日 : 2013年4月29日
- 読了日 : 2013年4月29日
- 本棚登録日 : 2012年12月19日
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