少しのお金で優雅に生きる方法

著者 :
  • 双葉社 (2006年9月1日発売)
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ショップにあふれかえったものの中から、お気に入りのひとつを選ぶだけではいけない。選んだものをもういちどじっくり見詰め、愛おしさがわきそうな予感があるものだけを買う。真剣なもの選びからスタートしたものとあなたの関係が、やかて再利用、再々利用の快感へあなたを誘ってくれることだろう。

ものを大切にする人は、人間関係も大切にするにちがいないというのが、私の持論でもある。フランスやイタリアの有名ブランド品を買おうとする手を引っ込めて、わが国の職人技をとくと拝見してみよう。そうすることで、じきに作り手と使い手のコミュニケーションが生まれ、さらに使い勝手のいいものが生まれることだろう。

まずいものがあるから、美味しいものが際立つ。いつも食べられないから、ハレの日に食べるご馳走がうれしい。ときと場合、目的によって彼らは、食事の質・量を調節。それがフランス料理を毎日たべても、彼らが太らない理由である。意外やフランス人は腹八分目、いつも食べるのはシンプルが一番と心得ているのである。

レシピにある材料や調味料の量を確認しながら焼いた薄切り豚肉と、南仏プロヴァンスをイメージして焼いた薄着地の豚肉の味はぜんぜんちがう。

四大材料をまぜるだけで美味しいケーキ「カトル・カーヌ」

少数精鋭のワードローブ選び「いつも同じ服でいい、似合っていれば」「真の贅沢は作り手とコミュニケーションできること」
もっているだけで魂が洗われるような、自分ブランドとの出会いを求めて、ものさがしの旅に出よう。

ナチュラルな雰囲気でジーッと相手の目を見るタイプの女性が好まれる。とくにうなじから肩の線がきれいで、鎖骨がくっきりしている女性を、人はセクシーだと評する。

「お取り寄せ」の送料がもったいない

割高でもむだにするよりはマシだからと、いつもは四分の一しか買わないキャベツを、今日は思い切って丸ごと一個買ってみる。今晩のお料理に使わなかったキャベツは少々塩で揉んで、プラスチック容器に入れて冷蔵庫にしまっておけば、なん日分ものお漬物ができる。

かつては「美」より「品」が褒め言葉だった「衣食足りて礼節を知る」

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感想投稿日 : 2008年12月5日
本棚登録日 : 2008年12月5日

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