ビーグル号航海記 下 (岩波文庫 青 912-3)

  • 岩波書店 (1961年2月25日発売)
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感想 : 4
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 ここまで、我慢して読んできました。やっとガラパゴス諸島の章だ、と思ったら意外なほどあっさりとした短いものでした。私が理解した限りでは、進化論に結びつくような発見は、なにも書かれていませんでした。
 ガラパゴスよりも、ニュージーランド、オーストラリアの植民地経営に関する記述が多かったです。オーストラリアの囚人労働者には、夫人があてがわれず、あきらかに慰安が不足しており、慰安に対する当然な神聖な権利を有していない、と心配してました。現代の感覚からすると、「えっー、そこー」と思いました。
 それにしても、4年にわたる長旅ご苦労な事です。途中、病気らしい病気もせず(そういう日記はありませんでした)、改めてイギリス人のタフさに感激しました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2013年6月11日
読了日 : 2013年6月6日
本棚登録日 : 2013年5月20日

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