落合中日の強さは、落合監督と森ヘッドコーチの絶妙の連携にあったことは、スポーツ記事の紹介などでよく知っていたし、その森さんが現場を離れ、ナンバー2論を語ってくれるのは、非常に楽しみであった。
本書はその過大な期待に十分応えてくれる内容であったし、リーダーとは、そしてそれを支えるナンバー2はどうあるべきかについて、多くの学びと気付きを与えてくれるものだった。
ひとつだけ気になったのが、情報統制に関する記載。確かにプロ野球は他球団を出し抜いて勝つものであり、そのために様々な駆け引きが存在する。しかし一方プロ野球は興行であり、機構全体の成長発展も必要である。要は自チームだけが勝ち続けるだけではダメなのだが、落合さんも森さんもそこらへんは割りきっていたし、そこが惜しまれつつもチームを去らなければならなかった原因であったような気がする。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
Sports
- 感想投稿日 : 2013年3月17日
- 読了日 : 2013年3月17日
- 本棚登録日 : 2013年3月17日
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