最近忙しくハイペースで読書が出来ない環境の中、意欲的に時間を削って一気に読み終えた。
自分のかけがえのない存在、例えば家族や恋人や自身の子供が、事件に巻き込まれる想像だけで胸が苦しくなる。ましてや加害者か被害者かわからない状態なんて発狂してしまうだろう。本書は、息子の安否に対して不安と葛藤を抱えた父と母の切実な望みが表現されている。なんと辛い。
少年の描写は殆ど無い。彼の気持ちや心を覗きたかった。
決して遠くない「絶望」。このタイミングでの映像化に社会の焦りを感じる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本作家
- 感想投稿日 : 2020年10月26日
- 読了日 : 2020年10月25日
- 本棚登録日 : 2020年7月28日
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