アレックスに同情していたはずだ。気付けば真逆の感情が産まれていた。踊らされている!楽しい!
怒りと痛み、もどかしさと悲しみ、このままだと私の喜怒哀楽のコントローラーが著者によって壊されてしまう。ハッピーエンドに中指を立てるお行儀の悪さが堪らない。
読了後は放心状態だ。椅子の背もたれに寄りかかり、一息はいて、「すげ...」と感嘆の一言を漏らして静かに本を閉じたのは私だけではないはず。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外作家
- 感想投稿日 : 2020年7月21日
- 読了日 : 2020年7月7日
- 本棚登録日 : 2020年7月4日
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