人の砂漠 (新潮文庫)

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本棚登録 : 693
レビュー : 58
著者 :
memoさん ノンフィクション   読み終わった 

圧倒的傑作/ 絶対に読んだ方がいい/ 特に意識に残ったのは

「おばあさんが死んだ」
まるで映画のような兄妹の最期

「視えない共和国」
与那国の雪を見たことのない少女が、クリスマス前に色紙を細かく切っているシーン/ 自給自足でき資源が豊富な独立したシマも、国家に属した途端に最果ての辺境になってしまうという角度のあて方/ そして国家の中央に向いて人が流出していく――本当は独立したシマなのに、国境に最果てにされてしまう

「不敬列伝」
天皇に対してアクションを起こした、不敬罪廃止後の不敬罪を追う/ 「ゆきゆきて、神軍」の奥崎謙三が映画の前であるのに登場して驚く/ ヤマザキ、天皇をピストルで撃て!の叫びに胸を打たれる/ 付き合いのある編集者が独立する際に100万円をポンとくれてやって商売のアドバイスをするくだりには人間の二面性が垣間見えて、泣きそうになる/ 

こういうノンフィクションをもっと読みたい。

レビュー投稿日
2019年1月13日
読了日
2019年1月13日
本棚登録日
2019年1月13日
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