信長視点での歴史小説。
5年前、信長私記を酷評してしまいました。
その後、続信長私記が文庫本で出たのは知っていたのですが、この度、両編を収録した完本版を読むことができました。
信長私記で物足りなかった分は、続でだいたい補完されていましたが、後述する不満は残りました。。
特に夕庵や石斎との会話が良いです。
信長公記に対しての私記なので、信長の独白と会話だけで構成されていて、当然、本能寺の変の前で終わるのですが、最後が端折りすぎかなと思います。
武田家滅亡から本能寺の変までの信長視点の詳細な語りが読みたかったです。
特に、執拗な光秀への折檻、家康の京での饗応など、それと茶や香以外の文化への興味も語ってほしかったです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2017年11月19日
- 読了日 : 2017年11月19日
- 本棚登録日 : 2017年11月11日
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