第160回芥川賞受賞 1R1分34秒

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本棚登録 : 543
レビュー : 94
著者 :
稲石浩司さん 小説   読み終わった 

第160回(2018年下半期)芥川賞受賞作

最近の芥川賞は文章は読みやすく、一気に読んでしまいました。
物語としては、初戦しか勝ったことがない4回戦プロボクサーの焦燥感がよく描かれていたと思います。
純文学として見ると、漢字の使用の仕方や現実と心象の混ざり具合が特徴かと思います。
読みにくい人名などにもフリガナがないのに対し、心象描写においてはあえて簡単な単語を平仮名で表記するなど、メリハリというか、緩急というか、効果的な感じがしました。
現実の人物である、主人公の映像を撮り続ける大学生の友人や新トレーナーのウメキチ、セフレ的な友人としての彼女などの存在や実際のトレーニングシーンなどは映像的な感じがあって、心象風景との対比となっているようにも感じました。

レビュー投稿日
2019年2月27日
読了日
2019年2月25日
本棚登録日
2019年2月24日
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