魔術はささやく (新潮文庫)

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本棚登録 : 10425
レビュー : 830
著者 :
シキモリさん  未設定  読み終わった 

探偵役が叔父の冤罪を晴らすという粗筋だけを頼りに読み始めたもので、中盤以降の展開には随分驚いたが、作品に込められたテーマは終始一貫。サブリミナル効果の件はもっと話の根幹へと直結するかと思いきや、意外にも味付け程度だったのは若干拍子抜け。小遣い稼ぎの出来心が悪意へ膨張する様も、贖罪の意識が憐憫に変貌する様も、一度スイッチが入ったら最後、本人の意思でコントロール不可能になる恐ろしさはSNS全盛の現代にも通ずる。守少年の早熟さには強い違和感があるが、終盤の心の揺れを描く為に10代という設定はやはり必要なのかも。

レビュー投稿日
2018年8月11日
読了日
2018年8月11日
本棚登録日
2018年8月11日
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