誰か―Somebody (文春文庫)

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本棚登録 : 6476
レビュー : 587
著者 :
シキモリさん  未設定  読み終わった 

序盤〜中盤にかけてのスローペースと、盛り上がりに欠ける淡々とした展開に馴染めず、頁を捲る手が一向に進まなかったが、終盤は伏線を回収しながら一気に畳み掛けてくる。物語の景色が前半と後半でここまで変わるとは全く予想もつかなかった。中盤までの冗長な印象が残る所為で、終盤は随分駆け足だった気もするが、何ともやり切れない苦味の残る作品。どの要素にもどことなく消化不良感が残るものの、そのモヤモヤ感こそ本作の味とも言える。本作単体では杉村氏の魅力がまだ掴めないが、終盤【八つ当たり】される有様には流石に同情を禁じ得ない。

レビュー投稿日
2018年12月13日
読了日
2018年12月13日
本棚登録日
2018年12月13日
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