いかなる時代環境でも利益を出す仕組み (日経ビジネス人文庫)

  • 日経BP (2024年4月3日発売)
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今後のビジネスの戦略を考えるに、とても参考になる一冊でした!

アイリスオーヤマが、オイルショックの頃からあったなんて、びっくりです。これだけ時代の変化に対応しながら企業を成長させてきた大山さんはやっぱ凄い。

その主張は、トヨタのカンバン方式に相対するように、「変化に対応できる余裕をもっておくことが大切」といったもの等。

- 松下幸之助も言っていました。一割、二割を値下げするのは難しいけれど、半値にしろと言われたら知恵が出る。

- 高い位置にターゲットが定まれば、別方向から新しいヒントが出てくるのです。イノベーションとは不可能なことを可能にすることであり、それを可能にするのが、「ユーザーのためにこの不可能を実現しなければ」というユーザーインの執念です。

- 「ジャスト・イン・システム」によって、大きなチャンスを逃すこともあるのです。目の前で需要が急拡大しても対応できない。「在庫は悪である」と信じている会社は、設備も倉庫も人員もギリギリ、大きな需要変動には弱い組織となっています。

- 目先の効率を追って外注生産ばかりしていると、自社に蓄積されるのはマーケティングや営業機能等、一部になりかねない。どこまで内製化するかよく考える必要がある。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年7月21日
読了日 : 2024年7月21日
本棚登録日 : 2024年7月21日

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